週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

オートロックマンションでのAmazon置き配指定について

ここ3年くらい(?)で一気に普及した「置き配サービス」はとても便利だ。私はAmazonで置き配指定ができる商品の場合はいつも配送方法に「置き配(玄関)」を指定している。私の部屋の玄関の前まできて置いておいてくれるので宅配ボックスの時みたいにマンション1階まで取りに行く必要がないし、サインレスなので手間もかからない。最強。

しかし、「置き配(玄関)」の指定にも関わらず、マンション1階の宅配ボックスに配達されることが度々あり疑問に感じていた。私が不在のときは宅配ボックスに入れてくれて問題ないのだが、どうもインターホンを押さずにそのまま宅配ボックスに入れられていることがある気がする…。

そして先日、ついに決定的瞬間を掴んだ。1日中在宅していたのに宅配ボックスに荷物が配達されてしまったのだ。念の為、Amazonの当該注文の配達方法の指定が「置き配(玄関)」であることを再確認し、インターホンのログと録画にも呼び出しの記録が残っていないことを確認してから、Amazonに問い合わせをしてみた。

【問い合わせ方法】
Amazonアカウントサービス>カスタマーサービスに連絡>(画面上部)「最近のご注文商品についてお問い合わせがありますか?」から当該注文を選択>配送について>配送に問題があった>カスタマーサービスへ連絡>担当者からの電話をリクエストする>自分の電話番号入力

自分の電話番号を入力するとすぐに着信があった。

「置き配(玄関)」を指定した場合の具体的な配達方法について聞くと、次のような回答が得られた。

・私が在宅の場合:配送業者がインターホンで呼び出し、私が共同玄関のオートロックを開錠すると、配送業者が私のフロアまで来て玄関の前に置き配する
・私が不在の場合:配送業者がインターホンで呼び出し、私が応答しなかった場合、宅配ボックスに配達する

なるほど、やっぱり配送業者が手抜きをしていたか。Amazonの大規模セールとか年末で明らかに物流が逼迫しているときは見逃してあげるけど、そうでない場合は今後はクレームを入れていくことにする。

なお、昼間の時間帯だと配送業者が来た時に管理人が共同玄関を開錠してあげられるので、不在の場合でも玄関前に置き配されることもあるのだが、そこまでのサービスを確実に期待するのはたぶん無理だと思う(ついでにカスタマーサービスに聞いてもよかったのだが、明確な回答が得られない気がしたのでやめておいた)。

【参考:Amazonの「置き配」に関する、気になる疑問をスッキリ解決】

https://www.aboutamazon.jp/news/guide/amazon-okihai-drop-at-the-door-delivery-service-introduction

Amazon公式のサービス説明ページ。「オートロックのマンションでもご利用いただけます。入り口がオートロックの場合で、玄関などへの配達をご希望の場合は、インターフォン越しにロックを解除していただく必要があります。オートロック解除後は、指定の場所に商品をお届けします。」とはあるが、不在の場合は宅配ボックスに配達されるというルールは問い合わせなければ分からなかった。

(チラ裏レビュー) アントニオ猪木をさがして (映画 2023年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:アントニオ猪木をさがして (映画 2023年)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CQ8CLKTD
評価:★5(★★★★★)

Amazonプライムビデオの無料特典でサジェストされて、元々アントニオ猪木という人間に興味があったので見てみた。複雑な話は出てこないので別の作業をしながら見ても理解できたが、ときどき作業を止めて見入ってしまったし、はっきり言って感動もした。

Amazonのレビューを見るとプロレスファンによって多く低評価がつけられていて、「アレを取り上げないとはどういうことだ」とか「逆にコレはいらん」とか、確かにごもっともな意見なのだろうがプロレスファンではない一般人がアントニオ猪木の魅力を知るにはかなりいい映画だと思う。逆に言うと、アントニオ猪木の魅力はこの映画では描ききれないほどまだまだあるということで、底知れない。

私はAmazonプライムビデオの番組「有田と週刊プロレスと」が大好きで配信していたころに全話見たのだが、そのときのにわかプロレス知識が本映画の鑑賞にも役立ち、出演していたレスラーのキャラや歴史上の立ち位置が大体わかったので本作の内容がとてもよく頭に入ってきた笑。

本作にはドキュメンタリーの合間にくっさいドラマパートが入っていて、Amazonのレビューで酷評されているのだが、私はそれも含めて結構楽しめた。1980年代、テレビが一家に一台しかない子供が姉にテレビを取られてプロレスの大事な試合が見られず友達に電話をして実況してもらう話とか、1990年代、悩んでいる友達にアントニオ猪木の言葉「バカになれ」を投げかける話とか、それなりに面白かった笑。

ナレーションの福山雅治も面白かった。ドキュメンタリーの取材映像やプロレスのアーカイブ映像から福山雅治のナレーションに戻ると、そのねっとりとカッコつけた声が面白すぎて毎回大爆笑。。。この人は一体どういうつもりでこのふざけたナレーションをしてるんだろう。笑わせにくるのやめてくれ笑笑。

【概要 (Wikipediaより)】
アントニオ猪木をさがして』は、2023年制作の日本のドキュメンタリー映画
プロレスラー、実業家、政治家として活躍し、多くの伝説的なエピソードを持つアントニオ猪木(2022年死去)の実像に迫ったドキュメンタリー映画。猪木が創立した新日本プロレス創立50周年記念企画として製作された。福山雅治がナレーションと主題歌を担当。
アントニオ猪木に影響を受けた様々なジャンルの人物が猪木を語るドキュメンタリーパート、ファン視点のドラマパート、貴重なアーカイブ映像で、アントニオ猪木の真の姿に迫る。

(チラ裏レビュー) 市子 (映画 2023年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:市子 (映画 2023年)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CVVTQHG4
評価:★4(★★★★☆)

2024年4月、Amazonプライムビデオに来ていたのを見つけてスマホとパソコンで鑑賞した。2023年12月に劇場公開されたときにもかなり話題になっていた映画を、半年も待たずして無料で見ることができた。

内容は”市子”の謎がだんだん明らかになっていくミステリー仕立てですぐに引き込まれる。ノイズキャンセリング機能をONにして電車内で見ていたらあやうく電車を乗り過ごしそうになった笑。

(以下ネタバレあり)

ただ、個人的にはミステリー仕立てにしてしまったことで市子の感情へのシンクロ率がだいぶ下がってしまったように思う。この映画のクライマックスはおそらく、市子の母が市子の生い立ちを長谷川に語るところだと思うのだが、あまり気持ちがついていけず長谷川が号泣したのも唐突に感じてしまった。この場面、クロスカッティングで現在の市子・北・冬子の3人のシーンが入るのでそれも気が散ってしまった原因だ。

私は市子の生い立ちからラストまでをもっと市子を主観で見たかった。そしたらもっとずっと心が動かされたと思う。幼少期のバーのシーン、小学校で梢と友達になるシーン、梢の家に遊びに行ってケーキを食べるシーン、梢を家に上げたが母親と小泉により追い出されてしまうシーン、万引きしたのを咎められて梢に怒られるシーン、彼氏が市子の家を不気味がって逃げるシーン、市子が小泉を衝動的に殺してしまい北に手伝ってもらって証拠を隠滅するシーン、市子が月子の呼吸器具を外して殺してしまうも母親に「ありがとうな」と言われてしまうシーン、新聞配達の住み込みでキキに「いつかうちと一緒にケーキ屋やろ」と言われるシーン、市子として生きているのを北に見つかり追い返すシーン、長谷川と出会ったシーン、長谷川との平穏で幸せな生活、長谷川にプロポーズされて泣いてしまうシーン、月子の白骨遺体発見のニュースを見るシーン、長谷川の元から逃げ出して北の元へと行くシーン、冬子と北を殺して新たな人生を歩み出すシーン。あまりに理不尽で可哀想じゃないか。

主人公が置かれた状況は2011年の映画「八日目の蝉」に似ているが、終始主観で描かれる「八日目の蝉」の方が私は心を動かされた。

本作は貧困描写がすごい。市子の家の散らかった感じとか、梢ちゃんが市子の家にくる途中の近所の家の時点ですでに貧困で不気味で…、幼馴染のさつきが刑事に聞き込みをされているときにうるさい子供を怒鳴りつける場面、徳島で市子の母が新しい男と暮らしている家とか痴話喧嘩の様子も異常に解像度が高い。

本作では童謡の「にじ」が重要な役割を担っており、作中で3回(うち2回は同じシーンを映画の冒頭と最後に分割)流れる。歌詞は「雨で気持ちが沈んだけれど、雨があがって気分が晴れる」という内容なのだが、2回のシーンとも人を殺したシーンで鼻歌で歌われる。1回は市子が月子を殺した時に母親が歌い、もう1回は市子が北と冬子を殺して新たな人生を歩み出すときに歌う。しかし希望的な歌詞とは裏腹に、2人とも人を殺した呪いからは逃れられない…。

【概要 (Wikipediaより)】
『市子』(いちこ)は、2023年12月8日に公開された日本映画。主演は杉咲花。原作は、監督の戸田彬弘が主宰する劇団チーズtheater旗揚げ公演作品でもあり、サンモールスタジオ選定賞2015では最優秀脚本賞を受賞した「川辺市⼦のために」。

【ストーリー (Wikipediaより)】
2015年8月。大阪で恋人の長谷川と慎ましくも幸せな日々を送る市子はプロポーズを受けた翌日突如失踪する。訪れた警察は市子という女性は存在しないという。長谷川が市子の行方を追う最中、市子の旧友や知人らから市子の壮絶な半生が明かされていく。

【キャスト】

・川辺市子(月子):演 - 杉咲花
・長谷川義則(市子の恋人):演 - 若葉竜也
・北秀和(市子の高校時代の同級生):演 - 森永悠希
・川辺なつみ(市子の母):演 - 中村ゆり
・小泉雅雄(ソーシャルワーカー。市子の母の元恋人):演 - 渡辺大
後藤修治(刑事。市子を捜索中):演 - 宇野祥平
・北見冬子(失踪した市子と接触していた女性):演 - 石川瑠華
・山本さつき(市子の幼馴染):演 - 大浦千佳
・吉田キキ(一緒に新聞配達のバイト、ケーキ屋の夢):演 - 中田青渚
・田中宗介(市子の最初の恋人):演 - 倉悠貴

【童謡「にじ」の歌詞】
作詞:新沢としひこ 作曲:中川ひろた
①庭のシャベルが 1日濡れて
 雨があがって くしゃみをひとつ
 雲が流れて 光が差して 見上げてみれば
※ラララ
  にじが にじが 空に向かって
  君の 君の 気分も晴れて
  きっと明日はいい天気 きっと明日はいい天気
②洗濯物が 1日濡れて
 風にふかれて くしゃみをひとつ
 雲が流れて 光が差して 見上げてみれば
※くりかえし
③あの子の遠足 1日のびて
 涙乾いて くしゃみをひとつ
 雲が流れて 光が差して 見上げてみれば
※くりかえし×2

(チラ裏レビュー) 推しの子 (漫画 2020年〜)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:推しの子 (漫画 2020年〜)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B08MGXW2MJ
評価:★5(★★★★★)

2023年にアニメ化されて知った作品。アニメ化されたのは大体単行本の5巻までで、そこまでの内容もキャッチーで面白いのだがその先の展開はもっと面白い。読み進めていくといつも想像を超えてくるこの作品はすごい。

2024年4月、最新14巻を購入してまた最初から読み直してみた。映画『15年の嘘』の撮影が始まり、ストーリーはクライマックスに差し掛かっている。これから”天真爛漫なアイドル”の裏の顔が明らかになっていくのだ。

第5巻〜第7巻の「『東京ブレイド2.5次元舞台編」も好き。鳴嶋メルトが頑張る姿には思わず涙してしまったし、漫画を舞台化する際に原作者との間でトラブルになるエピソードはかなりよく取材されていると思う。このエピソードは、2024年1月に漫画「セクシー田中さん」のテレビドラマ化で脚本家とのトラブルの末に原作者の芦原妃名子さんが自殺してしまった事件と酷似しているが、事件発生よりも前にこの漫画のエピソードは描かれた。

「東京ブレイド」では舞台脚本の”原作改変”に怒った原作者(漫画家)が自ら脚本を書こうとするが、プロデューサーが原作者と脚本家の2人の間に入って仲裁して、2人は話し合いながら脚本を修正し全員が納得する舞台になる。「セクシー田中さん」では原作者と脚本家の話し合いの場が十分に持たれず、ドラマ化に際して交わした約束「漫画に忠実にし、忠実でない場合は加筆修正をする」、「ドラマオリジナルの終盤も、原作者があらすじからセリフまで用意し、原則変更しない」、「原作者が用意したものを、そのまま脚本化する方を想定したり、原作者が脚本を執筆する可能性もある」が守られないことに悩んだ原作者がドラマ終了後にSNSで不満を吐露し、”炎上”して自殺するという最悪の結末になってしまった。

2024年7月より放送予定の第2期アニメには確実にこのエピソードが含まれるので、きっと「セクシー田中さん」事件がまた話題に上がることになるだろう。

(チラ裏レビュー) 君のことが大大大大大好きな100人の彼女 (アニメ 2023年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:君のことが大大大大大好きな100人の彼女(2023)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CGSD4DCN
評価:★5(★★★★★)

「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」(通称:100カノ)は2023年の秋アニメ。このアニメ、2023年秋のまだ放送している期間中に第5話まで見て面白いことはわかっていたのだが、内容が内容だけに電車の中や家族の前で見ることができずに第5話までで視聴が止まってしまっていた。

そろそろAmazonプライムビデオの無料特典で見られる期間が終了してしまうかもしれないので、休日に時間が取れた日に第6話から第12話まで一気見した。そしたら想像を超えて最後まで面白かった。

この作品、ギャグのアイディアが凄くてギャグ漫画(アニメ)としてかなり高い水準にあると思う。序盤の3話くらいを見て「こんな感じで延々と同じようなエピソードが続くんだろうな」と思っていたら毎話毎話想像を超えてくるのでほんとすごい。特に第10話の最後は全く予想していなかった展開にやられた笑。

アニメ化もかなり上手くいっている。OP/EDは主題歌もアニメもかわいいし、ギャグの間の取り方もかなり秀逸。作画も綺麗でどのカットを見ても女の子がちゃんとかわいいし背景にも破綻がない。標準速で見るとちょっとスローに感じるのが唯一の欠点だが、私は1.3倍速で見たので問題なし。なお、OP/EDはかわいいので毎回標準速で見た笑。

このアニメは「ラブひな」に代表されるハーレムアニメの進化版だ。「ラブひな」を読んでいて恥ずかしいのは”ラッキースケベ”とか”主人公の男に対する恋愛感情”にいちいちわざとらしい理由がついているところなのだが、この「100カノ」は「神様のいたずらで〜」という冒頭の設定で言い訳が完了。純粋なギャグとして楽しめるようにしてあるのがすごい(「うる星やつら」もこれに近いが)。

(チラ裏レビュー) 映画大好きポンポさん (映画 2021年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:映画大好きポンポさん (映画 2021年)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B0C8XYRG4X
評価:★5(★★★★★)

【(原作漫画の)概要 Wikipediaより】
『映画大好きポンポさん』は杉谷庄吾人間プラモ】による日本の漫画作品。2017年4月にイラスト投稿サイト「pixiv」に投稿された。映画プロデューサーのポンポを軸とし、新人映画監督のジーンや新人女優のナタリーの成長を描いている。第1作以後も「NYALLYWOOD STUDIOS SERIES」と題して続編やスピンオフ作品が制作されている。「マンガ大賞2018」で10位、「このマンガがすごい! 2018 オトコ編」で17位。pixivでは65万ビューを突破している(2020年2月28日発表時点)。

原作漫画は読んだことがあって、この映画版も非常に評判が高いと聞いていて、だいぶ前にNHKで放送したときに録画していた。2024年4月にやっと時間ができて鑑賞した。

劇場アニメ化にあたりいろいろな要素を付け足していて、原作漫画を遥かに超える作品になっていて素晴らしかった。感動した!

映画の尺は(ポンポさんだから!)90分とコンパクトだけど、シーンを切り詰めているので内容は非常に濃い!

(以下ネタバレあり)

原作漫画の名言「なんたってジーン君がダントツで目に光がなかったからよ」も好きだけど、劇場アニメ版オリジナルのクライマックスのシーンは本当に良かった。私はこういうのに弱い。(↓)

ジーン君「生きることは選択の連続だ。ひとつを選択したらそれ以外を切らなくちゃいけない。だから会話を切れ、友情を切れ、家族を切れ、生活を切れ、切れ、切れ!…ただひとつ残ったものを手放さないために、諦めないために…切れ!これが僕のアリアだ!」
ナタリーちゃん「終わったんですか?」
ジーン君「どうかな、僕にも分からない。正解なんて誰も…」
(編集後の時間は?)→(90分ぴったり!)

クライマックスでジーン君と劇中映画のダルベールと重なる演出はカッコいい!ダルベールは奥さんに「あなたのアリアは最低だった」と言われてしまい、しかし最後のダルベールのコンサートのシーンでは「あなたのアリアは世界中の人を感動させるのね」と言われる。

映画や音楽に魂を売った人は、結局自分自身の幸せは得られない、けど、世界中の人々を幸せにする、ということなのかなぁ…。

(チラ裏レビュー) マイ・ブロークン・マリコ (映画 2022年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:マイ・ブロークン・マリコ (映画 2022年)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/R32EGLPUG8I3T
評価:★3(★★★☆☆)

【概要(Wikipedia情報を元に追記)】
同名の短編漫画が原作(著者は平庫ワカ、単行本のページ数は194ページ)。原作漫画は『Comic BRIDGE online』(KADOKAWA)にて、2019年7月から12月にかけて4話連続で掲載され、第1話の時点で数千リツイートされ、最終話である第4話の公開まで「すべてが公開と同時にトレンド入り」を果たし、読者から爆発的な反響を呼んだ。

【あらすじ(Wikipediaより)】
OL・シイノトモヨは、ラーメンを食べながら見ていたテレビのニュースで、親友・イカガワマリコが亡くなったことを知る。マリコは父親から長年にわたって虐待を受けていた。シイノはせめて親友の遺骨だけは救い出そうと、懐にドスを忍ばせ、刺し違える覚悟でマリコの実家へ向かう。 シイノは、マリコの実家へ赴き、格闘の末遺骨を強奪する。そして、シイノは遺骨を抱えてベランダから飛び降り逃走する。シイノは、かつてマリコが海へ行きたいといっていたことを思い出す。そして、マリコが行きたがっていた岬を目指し、高速バスに乗り込んだ。
第1話『エスケープ』
第2話『レッツ・ゴー・ハワイ』
第3話『リメンバー・ミー
第4話『フリーフォール』

タイトルだけは聞いたことがあって少し気になっていた作品。Amazonプライムビデオに来ていたので見てみたが、内容が薄くてつまらなかった。漫画を映画化するとき、ふつうは大体単行本3〜4冊くらいが一本の映画に相当するが、本作の原作は単行本1冊。となると映画化するにあたり解釈やエピソードを付け加える必要があると思うのだが、本作ではほとんどそれがないため、ストーリーの進行速度がとても遅い。途中から1.3倍速再生にしても全く違和感がなかったので標準速で見たらかなりイライラすると思う。上映時間が約90分と短めなのがせめてもの救い。

2021年のアニメ映画「映画大好きポンポさん」も原作漫画が単行本1冊で上映時間が約90分だが、映画化の際に解釈が加えられて密度も高く、原作漫画を超える作品になっていた。あれが原作漫画を映画化するときの理想だ。

セリフも多く説明的すぎるのも気になった。映画の尺には十分に余裕があるのだし、メンヘラ女・マリコの”面倒臭い”エピソードをたくさん追加するなどして、もっと映像で説明して欲しかった。あと、シイノが大きな声で怒鳴る場面が多いのも気になった。”やさぐれ”キャラだから…ということなのかもしれないけど、リアリティがなくて白けた。

「身近な人が死ぬと、思い出と人物像が美化されてしまう」ということだけ、本作の鑑賞記念に覚えておこうと思った。