週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

(チラ裏レビュー) 菩提樹 (映画 1956年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:菩提樹 (映画 1956年)
評価:★4(★★★★☆)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B002Y30EFM

【概要(Wikipediaより)】
菩提樹』(原題:独: Die Trapp-Familie、和訳: トラップ一家)は、1956年の西ドイツ映画である。邦題は劇中に登場するシューベルトの歌曲から取られている。
マリア・フォン・トラップによる自叙伝『トラップ・ファミリー合唱団物語』の前編(オーストリア編)を原作としている。トラップファミリーがアメリカに亡命するまでを描いており、続編の『続・菩提樹』では亡命後のトラップファミリーが描かれている。ブロードウェイミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』およびアメリカ映画『サウンド・オブ・ミュージック』の先行作品で、史実との相違点が多いそちらに比べ、本作の内容は史実及び原作に比較的忠実になっている。

映画「サウンド・オブ・ミュージック」との比較のために鑑賞してみた。各種配信サービスには乗っておらず、ツタヤディスカスでDVDをレンタルした。

序盤から中盤の展開は基本的に「サウンド・オブ・ミュージック」と同じだが、終盤の展開が異なり、「サウンドオブ〜」では終盤でオーストリアを脱出するまでだったが、本作ではアメリカに到着するところまでが描かれる。

トラップ一家とヴァスナー神父はアメリカには到着したものの、ゼーミッシュが事前の約束を破って保証人になってくれなかったため、入国が許可されずに窓の外に自由の女神像が見えるエリス島の合衆国移民局に留め置かれていた。ゼーミッシュがボスのペトロフとともにトラップ一家の強制送還を要求するために移民局に来た時、一家は「菩提樹」の合唱を披露。その歌声に感心したペトロフは一転、トラップ一家のアメリカ公演を決定する。…というのが本作のラストシーン。

サウンドオブ〜」との比較だと、出てくる楽曲は全て異なり、本作には知らない曲が多いし、映画の尺も106分と長くないのに内容が詰め込まれていることもあって、淡々とストーリーが進んでいく。特にマリアとトラップ男爵の間に恋が芽生える描写もあっさり淡白。画も印象に残るカットがほとんどない。

そのため映画としては「サウンドオブ〜」の圧勝といえる。

(チラ裏レビュー) チ。 ―地球の運動について― (アニメ 2024年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:チ。 ―地球の運動について― (アニメ 2024年)
評価:★3(★★★☆☆)
リンク:https://anime-chi.jp

現在放送中の2024年秋シーズンのアニメ、「チ。 ―地球の運動について―」を第6話まで見た。

原作漫画の噂は耳にしていて、気になっていた作品だったのでアニメ化されて無料で見られるなら渡りに船ということで見てみることにした。まず予告編動画をチェック。そこでなんとなく嫌な予感はしていたのだが、もしかしたら一部の評判通りの名作かもしれないので念のため本編を見ることにした。

残念ながら悪い予感は当たった。この作品は言われているほど面白くないし、感動もない。

一番がっかりなのは、史実とファンタジーをミックスしているところ。明らかにガリレオ・ガリレイが地動説を主張して宗教裁判で有罪になったという史実を元にしているのに、フィクション比率が思いのほか高い。

プトレマイオスとかアリストテレスとかソクラテスとか、古代の偉人の名前は実在の人物の名前が使われているが、主人公が生きる時代に出てくる人物の名前はほぼ「架空です」で逃げを打っている。

これは持論だが、歴史を題材に用いるならば、まず史実を踏襲しつつ、史実にない部分を作者の想像で補ってストーリーを作るのがマナーであり、またそういう制約を守るからこそ「歴史ブースト」みたいな魔法が掛かって作品の重みが増すのだ。司馬遼太郎作品とか、漫画では「キングダム」とか「蒼天航路」とか、みんなこのマナーに沿っている。(「司馬遼太郎作品は史実と違っている」という主張を持つ人がいるのは知っている。きっと彼らの言うことには一理あるのだろう。ただ、そういう批判が出ること自体が、その作品が歴史モノのマナーを守っていると万人に認められている証拠だ。)

最近のアニメで同じ理由でがっかりさせられたものがある。2023年10月から2024年3月まで第1期が放送された「薬屋のひとりごと」だ。中華後宮っぽい舞台設定を使っておきながら、登場人物の名前も時代も全て「架空です」で逃げを打っていて心底がっかりさせられた。「薬屋」はストーリーもつまらないためマジで見るべきところがひとつもない作品だったが、それに比べれば本作はまだ分からない。念の為もう少し続きを見る予定だ。

この作品が今後面白くなるかどうかは、ディテールをどう描くかに掛かっている。「教会がなぜ地動説をそこまで迫害するのか?」に対する答えが「教会の教義と矛盾するから」の一点張りではどうにも深みがない。逆に主人公側が迫害のリスクを負いながら真実を追求する理由も「真実は美しいから」の一点張り。浅い…浅すぎる。人間社会ってのはもっと、たっくさんの人間がみんな少しずつ異なる主張をする複雑なもので「地動説か、天動説か?」という単純な二元論ではないはずだ。それは日本の政治を見ているだけでもわかる。右派・左派の間に限りない数の政党や主張があるのだ。

そういう人間の複雑さに目を向けずに、残酷な拷問描写や、”美しい星空に感動”みたいな描写で観客を誤魔化すだけの展開が今後も続くのならば、この作品は駄作で終わるだろう。

Amazonプライムビデオで配信されていないのも不便!

(チラ裏レビュー) 幽遊白書/冨樫義博 (漫画 1990年〜1994年)(全19巻)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:幽遊白書冨樫義博 (漫画 1990年〜1994年)(全19巻)
評価:★4(★★★★☆)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B0133ABVZ6

久しぶりに「ハンターハンター」を読んだ勢いでそのまま「幽遊白書」を読んでみた。もともとそれほど好きな作品ではなかったけど、今読むとなおさらイマイチに感じる。主人公の4人組(浦飯幽助、桑原、蔵馬、飛影)の4人の仲間意識もよく分からないし、どのキャラも倫理観がぶっ壊れていてまったく共感できない。バトルばかりで冒険要素が少ないのも物足りなさの原因だと思う。バトルは本作の最大の売りだが闘技場などで一対一のシチュエーションが多いが、「ハンターハンター」では街中とかグリードアイランドとかで多対多のシチュエーションでより先が読みづらく面白くなった。

ただし、読者に愛されたキャラやシーンは不滅だ。ネットミームとなって生き続ける。

戸愚呂兄弟、飛影の邪王炎殺黒龍波、仙水&樹の「オレ達はもう飽きたんだ。お前らはまた別の敵を見つけ戦い続けるがいい」を見るためだけでも、読むべき作品。

【兵庫県知事選】齊藤さん頑張れ!

兵庫県の齊藤知事が、“パワハラ”、”おねだり”、そして”内部告発の揉み消し”がスクープされて失職に追い込まれて県知事選に再出馬しているというところまでは、テレビや新聞がさかんに報道していたので知っていた。

テレビや新聞では”齊藤知事は悪い奴”という一方的な報道で、知事が失職して以降はほとんどテレビ報道されていなかったのでほとんど忘れかけていたのだが、YouTubeでは「県政改革を進めた齊藤知事が既得権益勢力にはめられた」という見方が広がり再び盛り上がっている。

NHK党の立花隆は「マスコミに騙されて齊藤さんが悪い奴だと勘違いしていた。ごめん齊藤さん。お詫びして応援します」と言って齊藤さんの応援演説をするために立候補までして街頭演説やYouTubeでも発信している。

「リハック」というYouTube番組でも”反齊藤派”に長時間インタビューを行なって新たな情報を引き出したり、ひろゆきホリエモンもこの話題に言及し始めた。

本件に関するたくさんのYouTube動画が上がっている中で一番分かりやすかったのはこれ。週刊現代の記事をベースにして解説している。

「ようやくメディアが舵を切り出した 週刊現代のスマッシュヒット #斎藤元彦がんばれ #斎藤元彦 #週刊現代

https://youtu.be/80aaGK8ez4M

今回の兵庫県知事選投開票は11月17日。あと10日くらいある。マスコミの偏向報道で悪いイメージがついてしまった齊藤さんの巻き返しは簡単なことではないと思うが、どうか再選を果たしてほしい。

先日の衆院選も、アメリカの大統領選も、この兵庫県知事選も、単にその選挙の争点を超えて、テレビや新聞などのオールドメディアの偏向報道との戦いという側面がある。いや、むしろ長期的な視点で考えればそちらの方が重要だ。

私は兵庫県知事選の投票権を持っていないが、外から熱烈応援したい。兵庫県民はどうかこの問題に気づいて、卑怯な手段で齊藤知事を失脚させた既得権益勢力や、偏向報道ばかりで社会を破壊している新聞やテレビなどのオールドメディアに対して大きな「No!!!」を突きつけてほしい。

選挙には固定票というものがあるから、普段投票に行かない人の投票行動こそが選挙の結果を左右する。兵庫県民はぜひこの問題に注目し、そして必ず投票に行くところまで、この社会をよりよい方向に進めるために責任ある行動を取ってほしい!

(チラ裏レビュー) 学級の歴史学〜自明視された空間を疑う (本 2005年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:学級の歴史学〜自明視された空間を疑う (本 2005年)
評価:★4(★★★★☆)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B011QIHND6

Twitterか何かで知って面白そうなので読んでみた本。とりあえず流し読みしてみて期待通り内容は面白いのだが、今は時間がないのでいつか読む予定…。

義務教育を知ることは近代国家(=国民国家)を知ることと同じ。ホリエモンは「学校なんてただの洗脳装置だ!」と言っていたが、この本を読めば義務教育の意義について自分なりの考えがまとまりそう。

【目次】

第1章 「学級」を疑う
第2章 「クラス」の誕生と分業される教師
第3章 義務教育制度の実現
第4章 学校組織の矛盾
第5章 日本の学校はいかに機能したか
第6章 学校病理の解明
終章 変わる学級制――共同体幻想からの脱却

(チラ裏レビュー) バービー (映画 2023年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:バービー (映画 2023年)
評価:★4(★★★★☆)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CB1YLC2N

2023年に公開されたとき、劇場で観たいと思っていたのだがスケジュールの都合がつかずに観られなかった映画「バービー」を2024年11月、自宅で鑑賞した。

この映画、公開時に映画評論家やYouTubeの映画レビュアーの評判が良く、かなり期待していたのだが、残念ながら期待外れの作品だった。ただ、リベラル価値観についてよく考える契機になったことに感謝して評価は★4(★★★★☆)とした。

序盤はかなり面白かった。「2001年宇宙の旅」のオマージュにも笑ったし、バービーハウスをそのままセットにしたようなバービーランドの描写も笑った。しかし、ストーリーがリベラルど真ん中すぎて薄っぺらいのと、チープな映像も2時間弱見せられるとさすがにイライラしてくる。テレビドラマではなくて映画なんだから、もっと映像の特別感を出してくれ。

ストーリーはざっくり言うと、前半は女性が主役のバービーランド、中盤でケンがバービーランドを乗っ取って男性主役の”ケンダム”にし、ラストは完全男女同権社会になるという筋書きだ。

「誰もが自分の好きなことをやって”自由”に生きること」これが本映画が目指す理想社会であり、リベラル思想の最終目標でもある。

私も「自由」という価値観は他のあらゆる価値観よりも優先されるべき素晴らしいモノだとは思っているのだが、現代の先進国のリベラル価値観はさすがにちょっと行き過ぎで、少し巻き戻すべきだと感じている。

たとえば「ロミオとジュリエット」という作品があるが、あれはある男女が愛し合っているのに階級が違うから結ばれない、ままならない社会の中で自由を希求するから多くの人々の感動を呼び起こす。翻って現代先進国のリベラル運動の多くは、すでに十分すぎるほどの自由を手にしているにも関わらず、「もっと自由、自由、自由を!」と節操なく言っているように感じるのだ。多様な人間が生きる社会の中で、全員が完全な自由を得ることなど不可能だというのに。

マンスプレイニング(”無知な女”に説明したがる男)とかホモソーシャル(男性社会的マッチョイズム)、男性に甲斐甲斐しく世話をする女性を軽々しく上から目線で批判する態度も気に食わない。ホモソーシャルはともかく、他の2つは、愛する異性に対して優しくしようという気持ちの表れでもあるのに、それを頭ごなしに批判してバカにすることはあまりに薄っぺらい行為ではないか。

ラストでケンがバービーにキスしようとしたり抱き寄せようとするのをすげもなく拒否するのも同じ。自分の事を慕ってくれている異性に対してあのような態度を取る人間を私は軽蔑する。

しかし、よく分からないのが、「自由に生きよう!」という標語を高々と掲げて、この新生バービーランドの住人たちや、リアルワールドに転生した主人公のバービーは、何を目指して生きていくんだろう?大統領?最高裁判事?弁護士?医者?それとも保育士?その先に本当に幸せはあるのか?「仕事」と「家庭」を2つの人生の軸とする考え方は一般的だと思うが、この映画には「家庭」という価値観の軸が全くというほど出てこない。これはあまりに不自然だしバランスが悪い。(しかし、リベラル思想が行きすぎると家庭(恋愛)からも遠ざかるということを学ぶことができたのは収穫ではあった。)

最近「グッド・ウィル・ハンティング(1997)」という名作映画を鑑賞したのだが、主人公のウィルは天才的な頭脳の持ち主で、映画のラストでその才能を買われて華々しい一流企業に就職が決まるのだが、そのオファーを蹴って「生涯ただ一人」と思った女性を追いかける。「天職」よりも「人生の伴侶」の方がずっと大切なのだというメッセージにいたく感動したのだが、本作はその真逆だ。

スタイルと顔が良い「標準タイプ」のバービーを否定しているのも気に食わない。多くの女の子が憧れるから「標準タイプ」なのだ。「大事なのは顔やスタイルではない」これはもちろん一つの真理ではあるが、憧れの気持ちで標準タイプのバービーを手にした女の子に対して「あなたの気持ちは女性差別的で間違っているのよ」と言うのは児童虐待的だ。本作は「バービー」の製造会社「マテル社」の全面協力で製作されていて、自社を卑下するのはいくらやってもらっても構わないが、バービーを愛してきた(愛している)女の子の気持ちを踏みにじることは、製造会社であっても許されないことだと思う。

だからこの映画は、バービーやリカちゃん人形を現在進行形で好きな女の子には絶対に見せないほうがいい。

本作は世界と北米で大ヒットし、世界興行収入と北米興行収入は2023年に公開された映画の中で最大となったようだ。このことは、欧米ではまだまだリベラル旋風が吹き荒れていることを示していると思う。2024年のパリオリンピック開会式で、その内容がリベラルに寄り過ぎているという批判が起きたりしているので、行き過ぎたリベラルを巻き戻すべきだという論調も無くはないのだろうが、まだまだ今後も欧米ではリベラル旋風が続きそうだ。

本作は日本ではあまりヒットしなかったようだが、「バーベンハイマー」騒動があったためその影響のためとも考えられる。個人的には「バーベンハイマー」なしでこの映画が公開されて、現在の日本がどれくらいこの行き過ぎたリベラルに毒されているのか、そのバロメーターとしてこの映画の興行収入を見てみたかった。

(チラ裏レビュー) レインマン (映画 1988年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:レインマン (映画 1988年)
評価:★4(★★★★☆)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B0B2JYSHH8

【概要(Wikipediaより)】
自由奔放で利己的な青年チャーリー(演:トム・クルーズ)と重い自閉症(サヴァン症候群)の兄レイモンド(演:ダスティン・ホフマン)との出会い、兄弟愛、そして人間としての変化を描いたヒューマンドラマである。また、ロードムービーとしての側面を備えた作品でもある。第61回アカデミー賞と第46回ゴールデングローブ賞(ドラマ部門)、さらに第39回ベルリン国際映画祭においてそれぞれ作品賞を受賞。

「ヒューマンドラマ」ジャンルの名作として名高い本作を、自宅で鑑賞した。とても面白い作品だった。

心揺さぶられるほどの感動があるかというとそうじゃないのだが、チャーリーが重い自閉症のレイモンドの世話をしながらアメリカのほぼ東海岸オハイオ州から西海岸のロサンゼルスまで横断する旅はあまりにも危なっかしくて退屈しない。ヒューマンドラマ要素ももちろんあるのだが、漫才かコントのようなコメディ要素の方が大きくて、落語の人情噺みたいなバランスだ。

作中でレイモンドがアメリカの有名な「一塁手は誰だ」という漫才を暗唱する場面が何度もある。この漫才はYouTubeで見る事ができて、めちゃくちゃ面白いのだが、すぐ隣にいるのになかなか通じ合えない2人というのはまさにこの映画の主人公2人みたいでなかなか象徴的だと思う。

「(1930年代)アメリカ 伝説の漫才ネタ「一塁手は誰だ」原本の日本語字幕付き。(who's on first?)」

https://youtu.be/C1Rk_Q_p2pc

名車がたっぷり見られるのもいい。いきなり空飛ぶランボルギーニのカットから始まって、「1949年型ビュイック ロードマスター コンバーチブル」とかいうカッコいい車でアメリカを横断する。

結末もリアリティがある落とし所でよい。1週間程度の2人旅で兄弟の絆はある程度深まったとしても、2人の生活が困難であることもまた事実。レイモンドはチャーリーと一緒に暮らさず、施設に戻り、チャーリーが今後レイモンドに会うときは施設を訪れて面会という形を取ることになる。でも、この「アメリカ横断2人旅」のことは2人にとって一生の思い出になるのだろう。