Apple(アップル)のAirTag(エアタグ)を外出中の子供の見守り(位置トラッキング)に使ってみることにした。
購入先はオンラインのアップルストア。
価格は3,800円(税込・送料込)。「探す」サービスの利用料は無料なので、掛かる費用はこれだけ。サービスまで含めて考えればかなり安い。
納期はちょうど1週間掛かった。発注して翌日にはステータスが「発送済み」になっていたので、輸送に1週間もの時間がかかったことになる。海外発送だと思われる。無料の刻印サービスを使ったせいだろう。(それにしても、刻印の絵文字や記号のラインナップのダサさは何とかならないのか?デザインには定評のあるアップル!)
注文する前は500円玉と同じくらいのサイズを想像していたが、実物を見てみると直径は500円玉よりひとまわり大きく、厚みも500円玉の4倍くらいある(AirTagの厚みは8mm、500円玉の厚みは1.8mm)。
AirTagをどのように子供に携行させるか。
アップル純正の専用革製キーホルダーはカッコいいが、子供に常時持たせるものなので極限まで小さく軽くしたい。
我が家では、公共交通機関で出かける時には子供にSuicaを入れたパスケースを首から提げさせているので、これにAirTagを縫い付けることにした。
息子のパスケースはキッザニアで貰ったもの。
使った布は、ジャケットやズボンを買った時に付いてきた補修用の布。取っておいてもどうせ使わないから、有効活用。
カードやお金を入れる時に邪魔にならないように、札入れの隅っこに縫い付けた。四角形の当て布の3辺だけ縫い付けて、1辺は縫い付けずにそのままにした。パスケースの端っこで押さえられているので滅多なことではAirTagが飛び出す恐れはないし、洗濯などの際に取り出すのも容易。
使った糸は、百均のダイソーで買った18色の縫い糸セット。これだけ色数があると、ほぼ同じ色が選べるので大変重宝している。
娘のパスケースも同様に隅っこの邪魔にならない位置にAirTagを縫い付けた。
こちらも必要な時にAirTagの出し入れが可能なようにしたかったが、パスケースが折れ曲がった時にすぐにAirTagが飛び出しそうになるので、出口も縫い付けた(赤い糸)。面倒だが、AirTagを取り出す時には赤い糸を切る。
AirTagは他人のiPhone端末の短距離通信(bluetooth)のネットワークで位置を特定するから、人がたくさんいる都市部の街中、ショッピングセンター・サービスエリアでの迷子などのシチュエーションで特に役に立つと思われる。逆に、人気の少ない山の中などではトラッキングが途切れる可能性がある。
また、AirTagはストーキング行為に利用されることを防ぐため、持ち主のiPhoneから離れて8〜24時間経つと音が鳴るようになっている。自分が出張などで家を数日留守にした時に音が鳴ってしまうと面倒だ。
https://mobilelaby.com/blog-entry-airtag-stalker-proof-update-202106.html
上記のようなAirTagの仕組みやサービスの仕様を熟知した上で使わないと、位置情報の頻度や精度を過信したり、静かにしなければいけない場所で音が鳴ってしまうなど困ったことが起きそうなので、少し使ってみた後で使い方や注意点をまとめてみようと思う。