週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

天日干しでコバエ殲滅!カブトムシの幼虫飼育 うちのやり方

我が家ではカブトムシの幼虫を飼育している。今夏買っていたカブトムシのつがいが卵を残し、孵化した14匹の幼虫だ。

カブトムシの幼虫はこまめにエサを交換する必要がないし臭い匂いもしないが、すぐに発生してあっという間に増えるうっとうしいコバエだけが悩みの種だ。
我が家ではコバエを発生させない事に重点を置いて飼育し、今までのところ上手くいっているのでそのやり方を記事に残す。

まずは前提。飼育ケースとコバエシートとマットとふるいと園芸シート。

飼育ケースは、三晃商会という会社の「クリーンケースS」が良い。サイズは15.5 x 23.5 x 18.5 cmで、幼虫2匹入れるとちょうど良い。フタがしっかりロックできるしスリットの数が多すぎないためコバエが侵入しにくく土の乾燥も少ないため霧吹きの頻度が少なくて済む。価格はヨドバシカメラで470円(税込・送料込)と十分安いのだが、14匹の幼虫を飼育するためにこのケースを7台購入して、来年以降カブトムシの幼虫飼育をしなかったりするともったいない。

そこで、同じくらいのサイズのケースを百均で調達してきて使用している。百均チェーン・キャンドゥーで購入した「ニュー文庫本ケース」100円。サイズ15.0x23.8x16.4cm。空気穴が無いので電動ドリルでフタの上面に8個、側面に10個の穴を開けて使用している。最初フタの上面だけに穴を開けていたら換気が足りなかったみたいで、フタに水分が結露してしまったのでフタの側面にも穴を開けたところ良くなった。

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クリーンケースSと百均ケース

クリーンケース1台に2匹、百均ケース4台×2匹で8匹。他に使用している飼育ケースは、SSサイズの飼育ケースに1匹、夏に成虫で使用していた大きめの飼育ケースに5匹入れている。

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飼育ケース14匹分

コバエシートはAmazonで購入。
「ミタニ MTディフェンスシート 52x35cm 3枚入り」388円(税込・送料込)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B004GTJ3DQ/
「マルカン 虫よけシート1番 MC-50 52x35cm 3枚入り」370円(税込・送料込)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B001O4YSKE/
2種類購入したが価格も性能もさほど違いはなく、どちらでも良さそう。

マットは次のものを使用している。
「インセクトランド バイオ育成 幼虫マット(10L*5袋セット)」
https://item.rakuten.co.jp/rakuten24/65200/
楽天で2514円(税込・送料込)だった。
12月現在で4袋使用して1袋まるまる残っている。冬場はあまりエサを食べないようなので成虫になるまで買い足さずに済みそうだ。

カブトムシ幼虫のフン掃除のためのふるいは次のものを使用している。
「タカギ 園芸フィルター 30cm」
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B006K0DR6S/
Amazonで697円(税込・送料込)で購入。
3種類の粗さの金網が付属。ステンレス製で錆びにくく、製品の精度や剛性がしっかりしており、金網の取り付け・取り外しにもストレスがないので、百均などの安物を購入するよりも満足している。

マットの入れ替えなどの時に下に敷くシートは次のものを使用している。
「アストロ 園芸シート Sサイズ 65x67cm」
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B087D54BJG/
Amazonで779円(税込・送料込)で購入。
この園芸シートを購入する前は、ゴミ袋をガムテープで複数枚つなげた自作シートの上にマットを広げて作業していたが、縁の立ち上がりがないためマットがこぼれやすかったし、自作シートはペラペラのため水洗いもしにくかった。
この園芸シートはホックを止めて縁の立ち上がりを作れるし、適度な厚みがあって水洗いもしやすい。A4ファイルサイズくらいの大きさに綺麗に折り畳む事もできるので収納もしやすい。
14匹分のマットを全て広げるとSサイズ(約65cm x 67cm)では大きさが足りず、2枚購入して使用している。2枚あると、マットの入れ替えの際にそれぞれのシートに新旧マットを広げる事ができて便利だ。

前提の説明終わり。ここからがやっと本題。
いかにしてコバエを発生させないようにするか。

コバエが1匹でも飼育ケースの中に入ると、あっという間に繁殖して大量発生してしまう。したがって、やるべき事は次の2つだ。
(1)コバエの侵入を防ぎ、コバエが0匹の状態をいかに継続するか
(2)発生してしまったコバエをいかに殲滅するか

「(1)コバエの侵入を防ぎ、コバエが0匹の状態をいかに継続するか」はシンプルだ。コバエシートを使う事と、霧吹きやマット交換などの際に手早くやってコバエの侵入を許さない事。
しかしどれだけ気をつけていても、気がつくとコバエが発生している。1匹くらいなら様子見だが、10匹くらいになってしまったらもう挽回不可能。早急に次の「(2)発生してしまったコバエをいかに殲滅するか」が必要になる。

「(2)発生してしまったコバエをいかに殲滅するか」の手段はズバリ、マットの天日干し。園芸シートの上にマットを平らに広げてベランダで天日干しする。園芸シートの縁が立っているせいか、多少風が吹く日でもマットが飛ばされることはない。水分が蒸発してサラサラになるまで2日くらい天日干しをする。
さらに、それだけでは産卵したてのコバエの卵があるかもしれないから、透明なビニール袋に入れて天日干しにして蒸し焼きにする。これでコバエの殲滅完了。
カブトムシの幼虫飼育の解説では大抵、「マットは半量ずつ交換する事。マットを一気に全量交換すると幼虫がびっくりして死んでしまうことがある」と書かれてるが、今までにマットの全量交換をして幼虫が死んでしまったことはない。過去に使っていた土の再利用だからショックが少ないせいもあるかもしれない。
このやり方では、飼育ケースの中に入れるマットと同量のマットが予備として必要になる。片方のマットを幼虫飼育に使用している間、もう片方のマットは天日干しをしておく。
幼虫のフン掃除が1〜2ヶ月に1回必要だから、フン掃除のたびに天日干しマットに入れ替えるようにする事で、コバエがほぼ0匹の状態をずっと維持できる。

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天日干しマット
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天日干しビニール袋

以上。