週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

タイムズカーシェア、楽天カーシェア、トヨタレンタカー料金簡易比較

我が家では数年前に自家用車を手放し、基本的に電車・バス・タクシーで生活しているが、旅行やちょっとしたお出かけなどで車が必要になったときは、カーシェアかレンタカーを利用している。
家から近く、利用経験があるのは次の3つ。

トヨタレンタカー
・タイムズカーシェア
楽天カーシェア

トヨタレンタカーは一番頻繁に利用している。車の受け取り時も返却時も従業員が対応してくれるので、分からないことや不測の事態があったら対応してもらえる安心感がある。欠点は、車の受け取りも返却も、店舗の営業時間内(8:00-20:00)に限定されること。早朝に出発したいときは前日受け取り、帰りが夜遅くなるときは翌日返却となり無駄が発生する。

タイムズカーシェアは、夜間や早朝でも関係なく車の受け取り・返却ができるのが便利。ただし入会時に会員カードの発行に1650円の手数料がかかり、1ヶ月のうちに一度も利用しなくても月額880円が課金されるのが欠点。休会制度は無く、月額課金を止めるためには退会する必要がある。退会済みの会員カードは再入会時に利用できないため、一度も利用しない月があると無駄が発生する。我が家は一度入会して使ってみたが、数ヶ月に1回ペースの利用頻度のためにすぐに退会してそれ以来利用していない。

楽天カーシェアは、タイムズカーシェアの利点に加え、月額基本料金が無料のために利用頻度が低くても無駄な課金が発生しないのが良い。欠点は利用料がタイムズカーシェアに比べて割高なこと。

トヨタレンタカーと楽天カーシェアの使い分けは「短時間なら楽天カーシェア、半日以上の場合はトヨタレンタカー」としているが、ちゃんと計算するとどうなるか?次回利用時に備えて計算してみることにした。退会済みのタイムズカーシェアも比較対象に加えた。

【比較条件】
・車両クラスは一番小型で安いやつとする。車両名で言うとヴィッツ(ヤリス)やフィットなどで、荷物室は小さめだが4人が乗れる
・車両を傷つけてしまったときの「あんしん補償」は、「免責額免除とNOC(ノン・オペレーション・チャージ:修理中に車両をレンタルできなくなることに対する賠償)免除」をつける
・距離料金(燃料代)は計算外とする。なお、タイムズも楽天も6h以上の利用の場合に限り距離料金(燃料代)が課金され、料金はタイムズは16円/km、楽天は18円/km。
・タイムズと楽天は「ナイトパック」なるプランがある(料金はタイムズが2640円、楽天が2600円)が、通常のデイタイムの料金で計算する

【結果】
結果を次のグラフに示す。

・12時間までの短時間利用の場合、カーシェア勢がお得。楽天の方がタイムズよりも料金が割高だが差は小さく、最大で650円。
・12時間から24時間までの中時間利用の場合、タイムズがお得。24時間利用の場合の料金は安い順でタイムズが6930円、楽天が8600円、トヨタが8800円。
・24時間以上の長時間利用の場合、タイムズが圧倒的にお得で、楽天トヨタは互角。84時間(3日と12時間)利用の場合の料金は安い順でタイムズが20130円、トヨタが31900円、楽天が32280円。

【備考】
・「あんしん補償」料金がそれぞれ、トヨタは1650円/24h、タイムズは330円/回、楽天は0円。トヨタがかなり割高のため、「あんしん補償」なし条件で借りる場合は今回の比較よりもかなりトヨタ有利になる。
楽天カーシェアは予約時に入力した時間数に対して課金されるため、返却予定時刻よりも早く返却すると無駄課金が発生する。タイムズは実際に返却した時点で課金が停止するので無駄課金が発生しない。この差は1回あたり30分から数時間に相当するためかなり大きい。タイムズの課金システムの場合は、渋滞考慮+アルファの余裕を持って返却時刻を設定することができるので、返却予定時刻超過となるリスクが大きく軽減されるので精神衛生上も非常によろしい。
・カーシェア勢はカギの閉じ込みなどの操作ミスで数万円クラスのペナルティ(罰金)を課せられるリスクがある。レンタカーは車の受け取り時も返却時も従業員が対応してくれるので、分からないことや不測の事態があったら対応してもらえる安心感がある。
・カーシェア勢は、前の利用者が車に傷をつけたり座席を汚したまま返却した場合にかなり困ったことになると思われる。大事な予定の場合はレンタカーを使いたい。

【私の結論】
短時間利用においてカーシェア勢が安いのは予想の通りだったが、長時間利用においてもタイムズがトヨタレンタカーを圧倒する安さなのは意外だった。
数ヶ月に1回の利用頻度の場合、「短時間なら楽天カーシェア、半日以上の場合はトヨタレンタカー」で間違っていないが、短時間利用・長時間利用いずれにおいてもタイムズはかなり格安。カード再発行手数料の1650円の元はすぐに取れるので、再入会の手間さえ惜しまなければタイムズを使うのが良い。

【参考】
グラフ描画のために作成したスプレッドシート(いわゆるGoogleのエクセル)のスクショを参考に載せておく。こういうグラフは「区分線形関数」とでもいうのだろうか?変節点さえプロットすればグラフになるが、今回のグラフは複数系列があり、それぞれの変節点のx軸座標が異なるのが厄介だった。いずれかの系列で変節点となるx軸座標については、すべての系列についてy軸座標を求めて表に記入する必要がある。「区分線形関数」なので、x軸の値に応じてy軸の値を求める数式が変化していくが、数式の取り違えを防ぐためにセルの背景色で一目で区別できるようにしたのが工夫点。