週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

【自分用メモ】スキーのコツは、たったひとつ。

タイトル画像:スキーのコツはたったひとつ

私は、永遠のスキー中級者。
大学時代〜就職して独身時代は、シーズンに1回行くか行かないかという頻度でレジャーとしてスキーを楽しんでいたが、今までレッスンを受講した事はなく、ずっと中級レベル止まり。
結婚して子供が生まれてから10年くらいスキーを封印していたが、子供もスキーに挑戦できるくらいの年齢になり、今冬、久しぶりにスキーに行った。
子供はスキースクールに預けっぱなしにして、私と妻は自由に滑っていたのだが、長いブランクのせいかいつもよりうまく滑れない。また、調子に乗ってリフトを頂上まで登って非圧雪ゾーンに出てしまい、そこで七転八倒。たくさん転んでいるうちにますます訳が分からなくなり…今後、加齢に伴って体力が落ちていくであろう事を考えると、ここらで一度スキーの基礎理論を習得しようと思い立ち、初めてスキースクールのレッスンを受講した。
午前中に集団レッスンを2時間受講して、これは1ミリも役に立たなかったのだが、午後に受けたプライベートレッスンが良かった。「あー そーゆーことね 完全に理解した」と。しかし記憶力の悪い私のこと、来年か再来年スキーに行く頃には今回理解したことを完全に失念していると思うので、ここに自分のためのメモを残す。

内容の正しさについてはもちろん保証しないが、私はこれぞスキーの「たったひとつのコツ」だという確信がある。
では、参ります。

【スキーのコツ】

スキーのコツは、たったひとつ。
「カーブする時の外側の足に前重心で荷重をかけること。外足と内足の荷重の配分は9対1か、8対2くらい」
プルークボーゲンもシュテムターンもパラレルターンも斜滑降も全部このコツで対応できる。

これができているか確認する有効なチェックポイントはふたつ。
「外側の足のスキーブーツのすね当てで自分の体重を感じる事ができていればオーケー」
「滑っているとき、どのタイミングでも内足を持ち上げられるようなら、オーケー」

外足のすねで体重を感じる

レッスンでは上体の向きや傾き、腕の開き具合などにも事細かな説明がなされるが、すべて副次的なものと思われる。実際は外足のすね当てだけに意識を集中すれば良い。
そうして上記二つのチェックポイントがオーケーなら既に”及第点”の滑り方。上体の姿勢とか使い方は、それからゆっくり調整すれば良い。

以下、滑り方ごとに感じた事などを書いておく

・プルークボーゲン:初心者が一番最初に教えられる滑り方だが、初心者のボーゲンと中級者以上のボーゲンは根本的に異なる。初心者のボーゲンは腰が引けていて重心が後ろ寄りで、両足にがっつり荷重が掛かっているので、内足から荷重を抜いて方足立ちしたり、板を平行にする事ができず、板は常にハの字のまま。中級者以上のボーゲンも真っ直ぐ滑り降りている時は初心者のボーゲンと同じだが、左右にターンする時には必ず外足に荷重が掛かっており、いつでも内足から荷重を抜いて片足立ちできるし、むしろ内足から荷重を抜きすぎてシュテムターン、パラレルターンになってしまうこともしばしば。

・シュテムターン:ボーゲンとパラレルターンの中間みたいな滑り方で、板をハの字にしてターンして、ゲレンデを斜めに滑り降りる時は板を平行にする。「スキーのコツ」を会得していない時は、ターンした後に内足がハの字から平行に戻らずに苦労したが、今ならこの原因が明確に分かる。内足に荷重が掛かってしまっているので、内足を動かす事が出来ないのだ。あたりまえ体操。内足から荷重が抜けていれば、内足は勝手に進行方向を向いて左右のスキー板は平行になる。

・斜滑降:スキーのレッスンでは、この「斜滑降」という滑り方も教えられる。講師に滑り方を見せられて、「ハイやってみて」と言われた時はどうやったらできるのか訳がわからなかったが、「スキーのコツ」が分かってしまえば何のことはない。板を平行に揃え、外足にしっかり体重を乗せたらあとはズルズル滑り落ちていくのに任せるだけ。普通に立つと山側の内足に体重が乗ってしまうので、外足に体重を乗せる意識が必要。

・片足上げ:外足と内足の荷重の配分は通常は9対1か、8対2くらいだが、「スキーのコツ」を会得していればこれを10対0にして内足を完全に浮かせながら滑る事も簡単だ。

・肩幅スタンスのパラレルターン:上級者のパラレルターンはもっとスタンスを狭く取るのかもしれないが、中級者を自覚する私にはスタンスを肩幅くらいまで広く取ったパラレルターンがちょうどいい。左右に多少バランスを崩しても、重心が肩幅の間に入っていれば転倒する事はない。

この「スキーのコツ」を会得しても、以下2つのゾーンは対処できなかった。これらのゾーンを上手に滑るためには、もう一度プライベートレッスンを受ける必要があるかもしれない。

・非圧雪ゾーン:板が雪に埋まってしまい、まっすぐしか進めないため、おそらくジャンプのようにして荷重を抜いてスキー板を回転させるテクニックが必要と思われる

モーグルゾーン:うねり・こぶが多い場所の滑り方もよく分からない。うねり・こぶの上ではステップを踏む事ができない(たぶん)。したがって、ステップを踏む場所の選びかたを知る必要がある。さらに、うねり・こぶにスキー板の動きを妨げられるのでそれをどう対処するかも知る必要がある。

【集団レッスンとプライベートレッスン】

最後におまけで集団レッスンに対する文句を書いとく。

2日目のAMに自分と妻を入れて計8名の集団レッスン(中級クラス)を受講したのだが、これが最悪だった。
1. まず、先生が滑り方を講釈(約3分)
2. 先生が滑ってみせて20メートルくらい先で止まる
3. 生徒が一人ずつ滑り先生が一言コメント、これを生徒の人数分くり返す (約1分 * 8名)
約11分の間、実際にスキーを滑っている時間は1分だけ。
他の人の滑るのを見ている間に、滑り方で教わったことを忘れてしまうし、滑ったあとの一言コメントも意味がよく分からなくても集団レッスンなので詳しく聞き返すこともできず、2時間のレッスンで1ミリたりとも上達しなかった。
いや、変に頭でばかり考える分、かえって下手になった。
これなら我流で滑りながら、ゲレンデの上手い人の技を見て盗みながら1人レッスンする方がずっとマシ。間違いない。
それに、身体を動かさないので寒い。

これに懲りて、PMは妻と2人でプライベートレッスンを受けた。
これは良かった。
すぐに「スキーのコツ」を会得し、あとは自己レッスンで十分いけるという自信を得た。
今後しばらくは「スキーのコツ」を意識しながら自己レッスンを繰り返すのみ。