※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。
作品名:デスノート (漫画 2003〜2006年)
評価:★4(★★★★☆)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B07572CPGF
【概要 (Wikipediaより)】
『DEATH NOTE』(デスノート)は、大場つぐみ(原作)、小畑健(作画)による日本の少年漫画作品。2003年12月から2006年5月まで『週刊少年ジャンプ』(第一部:2004年1号 - 2005年11号、第二部:2005年20号 - 2006年24号)に連載。名前を書いた人間を死なせることができるという死神のノート「デスノート」を使って犯罪者を抹殺し、理想の世界を作り上げようとする夜神月と、世界一の名探偵・Lたちによる頭脳戦を描く。分類としては「サイコ・サスペンス」に分類される。
一斉を風靡した作品「デスノート」を、大流行している時に読んで以来、久しぶりに読んでみた。面白かった。
面白かったのだが、単行本で全12巻という長さは結構長く感じた。
ストーリーが進むにつれて、「デスノート」の複雑なルールにフィーチャーされるようになってしまって、トリックが複雑になりすぎたのと、その非現実性からくる茶番っぽさがキツかった。第4巻、ミサミサが第二のキラとして登場するあたりまでは文句なしに面白いのだが…。
Amazonの各巻概要を使って、ちょっと振り返ってみる。
第5巻「ミサ確保により、窮地に立たされた月は、自ら監禁を望む。そして、遂に月はリュークにデスノートを捨てる事を告げる! 月の思惑とは一体…。その後、殺人は止まったかに見えたが、再びキラが暗躍しはじめた!!」
第6巻「ヨツバグループのあるメンバーの極秘会議を目撃しキラと繋がっている事を突き止めた月とLは、キラの真相を求めて、ミサをヨツバに潜入させる! 危険を承知で潜り込んだミサに接触してきたのは!? そして…!?」
第7巻「デスノートを現在所有するヨツバ・火口を包囲した捜査本部。その時、月は再びデスノートを手にする事ができるのか!? そして、月が監禁前に思い描いていた計画は実現するのか!? 衝撃の事実が待ち受ける……!!」
→「監禁」とか「ヨツバのキラ会議」とか、「なにを読まされてるんだ…」感が出てきたが、Lとの決戦の第7巻で少し盛り返した感じ。
第8巻「Lの死に伴い月の理想とする世界が築かれていく。だがそこにLの遺志を継ぐ二人、ニアとメロが動き出し、デスノートを巡る争奪戦が始まった! メロが月の妹・粧裕を誘拐し、ノートとの交換を要求するが…!?」
第9巻「メロからノートを奪還する為に行動できる者はもはや捜査本部しかいない。彼らを動かす為に、月はノートを使うある策に出るが…!? また、時を同じくして夜神総一郎が捜査本部に復帰する。月の作戦に父は…!?」
→メロがキラを脅かす第8巻は今思うと緊張感があって面白かったが、夜神総一郎の犠牲だけでノートを奪還できてちょっと拍子抜けしてしまった。
第10巻「SPK本部をキラ信者に包囲されたニアは、驚愕の方法でこの危機を脱する事に!? そして今までの状況等を考え、二代目L=月に疑惑の念を強く抱き始めたニアは、日本捜査本部に揺さぶりをかけてきたが…!?」
第11巻「高田を通じて、デスノートを渡した者・魅上と繋がった月。一方、ニアも様々な事柄から判断し、遂に日本へ行く事を決意する。そして、ある約束が交わされる。日本を舞台にそれぞれが動き出し、向かう先は!?」
第12巻「そこは天国か地獄か…。遂に対峙する事になった月とニアは最終決着の日を迎える! 二人がそれぞれ講じた策とは一体、如何なるものなのか。今、DEATH NOTEを巡りし戦いに、最後の審判が下される!!」
→最終巻の結末に持っていくための第10巻、第11巻が一番つまらないかもしれない。最終巻の第12巻は面白かった!
この作品、読み返して見るとマジで文字数が多くて漫画に向かない題材なのだが、小畑健の美しい作画が読み進めるためのモチベーションになっていて、危ういバランスながら結局完成度の高い作品として成立しているところが面白い。夜神月の顔芸がなかったら絶対にここまでヒットしなかったと思う!