先日、古いWindowsパソコンをメルカリで売却した。Windowsパソコンを初期化するのに使ったtipsをメモしておく。なお、OSのバージョンはWindows 10 (22H2)。
■パソコンのスペックとOSバージョン、バッテリー残量などは写真に撮っておく
CPU、メモリ容量、ストレージ容量などのパソコンの基本スペック、およびOSのバージョンはメルカリでの出品時に必要な情報なのでOSを初期化する前に画面の写真を撮っておく。ノートPCの場合はバッテリー残量も表示ができれば表示して写真に撮っておいた方がいい。
■ドライブの空き領域を全て乱数で上書きしてデータ復元不可能にする方法
コマンドプロンプトで「cipher /w:c:」と打ち込む。このコマンドを実行するとドライブの空き領域を全て乱数で上書きしてデータ復元不可能にしてくれる。「ごみ箱」のアイコンは空き領域とはみなされないと思われるので、ごみ箱は空にしてからこのコマンドを実行する。コマンドプロンプトの進捗表示によると、「0x00書き込み」「0xFF書き込み」「乱数書き込み」の順に処理している模様。「米国防総省ペンタゴンも認める方式であり、これを打ち破ることはまず不可能」との事。データ消去するためのアプリが有料で販売されているが、たぶんこのコマンド以上に信頼できるものではないので無駄金を使わないように気をつけたい。
■PCの全てのデータを削除して初期化する方法
「設定>更新とセキュリティ>このPCを初期状態に戻す>開始する>(個人用ファイルを)全て削除する>ローカル再インストール>次へ>リセット」で実施できる。「ローカル」の意味は、新たにOSをインターネットからダウンロードしてくる事なく、現在インストールしているOSのバージョンのまま、自分のデータだけを削除するという意味。
なお、リセットのウィザードの途中で「オプションについての詳細を表示する>設定の変更」を選ぶと「データのクリーニング(これには数時間かかることがありますが、ファイルの回復はより困難になります。)」を選択が可能なので、これを選択しておく。初期化前にcipherコマンドを実行している場合は不要だと思うが念のため。
■「ようこそ」画面でシャットダウンする方法
初期化した後、Windows を初期化したいわゆる「ようこそ」画面を確認するために一度は電源をオンにすることになるが、なんと「ようこそ」画面にはシャットダウンのメニューがない。仕方なく電源ボタン長押しで強制シャットダウンしたところ不調に陥ったので、必ず以下の手順で正しくシャットダウンしたほうがよい。「Shift+F10を押してコマンドプロンプトを表示させ、シャットダウンコマンド『shutdown /s /t 0』を入力する」