週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

iPhoneを最もお得に買い換えるタイミングと周期を考えてみた

iPhoneを使うようになって早10年以上。もはや新しい機種を使うことに大した喜びも感じず、消耗品を買い換える感覚だ。最近、iPhone SE3から最新機種のiPhone 15 Plusに買い替えてそれなりに満足はしているのだけど、約15万円の出費これに見合うのかと言うと微妙だ。この機種が完全に陳腐化してOSサポートが終わるまで6年間くらい使い続けても年間2万5千円もの減価償却費がかかる。ちょっと高くないか?

この記事では、iPhoneを最もお得に買い換えるタイミングと周期を考える。

ベースとするデータは、中古スマホ取り扱い大手の「BackMarket」の販売価格。最新のiPhoneが毎年どのくらい価値が減損していくのか、それを正確に予想するのは難しいが、「BackMarket」における現行機種、1年型落ち、2年型落ち、…の販売価格が、おおよそiPhoneの価値減損カーブに一致すると考えてよいと思う。…そういうことにする。

いくつかの機種で調べてみたが、メルカリの実勢価格と「BackMarket」の販売価格はほぼ同じだった。「BackMarket」では本体のキズの少なさに応じてA,B,Cの3グレードに分けているが、使用するにあたって最も重要な指標であるバッテリー容量(ヘタリ具合)はグレードによらず80%以上なので、最低ランクのCランクの価格を用いた。Cランクでも「外装に、50cm以上離れたところから見える程度のキズや凹みがあります。スクリーン上には、電源を入れた際には見えない程度の軽いキズがある場合があります。」という程度なので全く問題ない。価格は全て(税込・送料込)で考える。

iPhoneを最もお得に買い換えるタイミングと周期を導き出すために作った表を下に示す。縦軸には現行機種のiPhone15から6年型落ちのiPhoneXを並べた。6年型落ちのiPhoneXは最新OSのサポートが終了しているので、ここで縦軸を打ち切った。横軸には「Apple公式(の新品販売価格)」「BackMarket(の中古販売価格)」、それから「X年で買い替えた場合の1年あたりの実質使用料」をまとめた。

まず、「Apple公式」列。現在Apple公式では最新機種のiPhone15とともに1年型落ちのiPhone14と2年型落ちのiPhone13を併売している。

次に、「BackMarcket」列。当然古い機種ほど価値が低くなっていくが、iPhone13とiPhone12の差額が一番大きいことに目がいく。これは、Apple公式の併売機種から外れたタイミングで価値が大きく落ちるためと思われる。

「1年/2年/3年/4年で買い替えた場合の1年あたりの実質使用料」は、BackMarketで購入して、使い終わったらメルカリで売却した場合の費用を計算して記入した。メルカリでの売却想定価格はMackMarketの同一年数型落ち機種の価格を用い、手数料の10%を考慮、送料は無視した。

■結果発表

【第1位】「5年型落ちのiPhone(現在でいうとiPhoneXR)を購入して1年使って売却するパターン」で1年あたりの実質使用料は4,800円!全パターンの中で最も古い機種なのでこれは順当な結果といえる。安いが、1年で買い替えなければならないのは結構面倒だし、せっかくの機種更新も5年型落ちでは全くときめかない笑。

【第2位】「3年型落ちのiPhone(現在でいうとiPhone12)を購入して3年使って売却するパターン」で1年あたりの実質使用料は6,833円!買い替え頻度が3年に一度で済み、第1位とほとんど価格が変わらないのでこのパターンが一番手間と費用のバランスが良いと思う。

【第3位】「3年型落ちのiPhone(現在でいうとiPhone12)を購入して1年使って売却するパターン」で1年あたりの実質使用料は7,000円!1年で売却せず、3年間使って【第2位】のパターンに持っていく方が良いと思う。

■まとめ

3年型落ちのiPhone(現在でいうとiPhone12)を購入して1年〜3年使うパターン(表の水色表記)のコスパが際立っている。Apple公式サイトでの新品販売対象から外れたことで大きく価格が下落したことが原因と考えられる。

ただし、今年発売される新型のiPhone SEはTouch IDのiPhone6世代の筐体からFace ID搭載のiPhoneX以降世代の筐体に大幅アップデートされると目されており、そうすると単純にiPhone SEを買い替えていけばいいという話になるかもしれない。