※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。
作品名:One Love ボブ・マーリー (映画 2024年)
評価:★4(★★★★☆)
リンク:https://bobmarley-onelove.jp
2024年6月、劇場で鑑賞した。レイトショーの枠の割には客入りはそこそこだった。ミュージシャンを題材にした伝記映画というと2018年に大ヒットした「ボヘミアン・ラプソディ」を思い出すが、ライブシーンの盛り上がりはあの映画よりだいぶ見劣りすると感じた。ストーリーもわかりづらい。ストーリーを理解する上で、ボブと父親の関係性、ボブが傾倒していた「ラスタファリ」という思想、このふたつについては作中で十分な情報が得られないので事前知識が必須だ。…にも関わらず、公式ページの「ストーリー」ですらこれらが一切触れられていないのは不親切だ。
【ストーリー (映画公式ページより)】
1976年、対立する二大政党により国が分断されていたジャマイカ。国民的アーティストとなっていたボブ・マーリーは国内の政治闘争に巻き込まれ、銃撃されてしまう。だがその僅か2日後、ボブは怪我をおして「スマイル・ジャマイカ・コンサート」のステージに立ち、8万人の聴衆の前でライブを披露。その後身の危険を感じロンドンへ逃れたボブは「20世紀最高のアルバム」(タイム誌)と呼ばれる名盤『エクソダス』の制作に勤しむ。さらにヨーロッパ主要都市を周るライブツアーを敢行し、世界的スターの階段を駆け上がっていく。一方母国ジャマイカの政治情勢はさらに不安定化し、内戦の危機がすぐそこに迫っていた。深く傷ついたジャマイカを癒し内戦を止められるのはもはや政治家ではなく、アーティストであり国民的英雄であるこの男だけだった———
劇中、何度も出てくるイメージがある。少年時代のボブが枯れ草の草原で火に囲まれ、馬に乗った男と対峙するイメージ。最後はその男の馬に乗り、男の背中に掴まりながら走り去るのだが、この意味がとうとう分からなかった。
鑑賞後に宇多丸のYouTubeで解説を見ると、この男は最初は実の父を想起するが、最後のシーンではラスラファリの崇拝対象であるエチオピアの王になっているのだという。そしてその2人を結びつけるのは要素が作中にも出てくる指輪なのだという。うん、分からん。
とりあえず、映画を見て気分が盛り上がっているうちにボブ・マーリーのアルバムを聴いてみようかな。映画に出てきた「エクソダス」にするか、YouTubeチャンネル「山田玲司のヤングサンデー」で絶賛されていたベストアルバム「LEGEND」にするか。