※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。
作品名:レインマン (映画 1988年)
評価:★4(★★★★☆)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B0B2JYSHH8
【概要(Wikipediaより)】
自由奔放で利己的な青年チャーリー(演:トム・クルーズ)と重い自閉症(サヴァン症候群)の兄レイモンド(演:ダスティン・ホフマン)との出会い、兄弟愛、そして人間としての変化を描いたヒューマンドラマである。また、ロードムービーとしての側面を備えた作品でもある。第61回アカデミー賞と第46回ゴールデングローブ賞(ドラマ部門)、さらに第39回ベルリン国際映画祭においてそれぞれ作品賞を受賞。
「ヒューマンドラマ」ジャンルの名作として名高い本作を、自宅で鑑賞した。とても面白い作品だった。
心揺さぶられるほどの感動があるかというとそうじゃないのだが、チャーリーが重い自閉症のレイモンドの世話をしながらアメリカのほぼ東海岸のオハイオ州から西海岸のロサンゼルスまで横断する旅はあまりにも危なっかしくて退屈しない。ヒューマンドラマ要素ももちろんあるのだが、漫才かコントのようなコメディ要素の方が大きくて、落語の人情噺みたいなバランスだ。
作中でレイモンドがアメリカの有名な「一塁手は誰だ」という漫才を暗唱する場面が何度もある。この漫才はYouTubeで見る事ができて、めちゃくちゃ面白いのだが、すぐ隣にいるのになかなか通じ合えない2人というのはまさにこの映画の主人公2人みたいでなかなか象徴的だと思う。
「(1930年代)アメリカ 伝説の漫才ネタ「一塁手は誰だ」原本の日本語字幕付き。(who's on first?)」
名車がたっぷり見られるのもいい。いきなり空飛ぶランボルギーニのカットから始まって、「1949年型ビュイック ロードマスター コンバーチブル」とかいうカッコいい車でアメリカを横断する。
結末もリアリティがある落とし所でよい。1週間程度の2人旅で兄弟の絆はある程度深まったとしても、2人の生活が困難であることもまた事実。レイモンドはチャーリーと一緒に暮らさず、施設に戻り、チャーリーが今後レイモンドに会うときは施設を訪れて面会という形を取ることになる。でも、この「アメリカ横断2人旅」のことは2人にとって一生の思い出になるのだろう。