週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

(チラ裏レビュー) タンポポ (映画 1985年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:タンポポ (映画 1985年)
評価:★4(★★★★☆)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B000ALJ208

ずっと見たかった伊丹十三の映画「タンポポ」を鑑賞した。伊丹十三の作品鑑賞は「お葬式(1984)」「マルサの女(1987)」に次いで3作目。若き日の渡辺謙が老人からラーメンの食し方の講釈を受けるシーンが有名な映画だ。

公開当時の予告編がYouTubeにあったので見てみた。「これは、ラーメン・ウエスタン」「これは五目うま煮映画だ」「初めての本格食べ物活劇」…だそうだ。

私の感想は…あまり面白いとは感じず、映画のスピードももったりしていてかったるいので中盤から1.3倍速で再生してしまった。それでもほとんど違和感がなかったので標準速で再生したら相当遅いはず。

変な映像のオムニバスとしては記憶に残った。本来はラーメン屋が再起するストーリーがメインのはずだが、この映画で語られるのは圧倒的にこっちの方がメイン。

・フランス料理で偉い人を接待するシーン。6人のテーブルで5人はフランス語のメニューが読めず、うちの1人が辛うじて読んで注文した「舌平目のムニエル、コンソメスープ、ビール」をみんなが真似する。しかし、一番下っ端の若造が実はものすごい食通で物凄くこだわった注文をして他の5人が赤面する(笑)。

・「スパゲッティは音を立てずに食べましょう」というマナー教室の横で外国人が大きな音を立ててスパゲッティを食べるシーン

・白スーツのヤクザと情婦が高級ホテルの一室で、食べ物を使ったプレイをするシーン。おっぱいに塩とレモンをかけて舐める、生クリームをつけて舐める、はちみつを舐めながらキスする。

・食の名店の残飯で食通になったホームレス達がグルメを語り、閉店後の飲食店のキッチンに侵入して絶品オムライスを作るシーン。

・白スーツのヤクザと情婦が高級ホテルの一室で、卵黄を口移しし続けるシーン

・白スーツのヤクザが海女の少女の手のひらから直接生牡蠣を食べさせてもらうシーン

・かっ飛ばす中央線?の電車の中で虫歯の痛みに耐えながら飲茶を購入してその場で食べるシーン

・スーパーで、次々に桃やチーズやパンを指で押していく老婆のシーン

・瀕死の妻にチャーハンを叩き起こしてチャーハンを作らせるシーン。妻はフラフラと立ち上がり、中華鍋を振るってチャーハンを完成させた直後、亡くなる。家族は「母ちゃんが作った最後のご飯だ」と言って泣きながら食べる。

・白スーツのヤクザが銃で撃たれて今際の際、情婦に最後の言葉を残すシーン。「冬の間、山芋だけを食べた猪の腸を輪切りにして焼いて食うらしい。美味そうだろう。」「そうね、ワサビ醤油なんか合うわね」「あんたー!!」