週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

(チラ裏レビュー) リアル/井上雄彦 (漫画 1999年〜)(既刊16巻)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:リアル/井上雄彦 (漫画 1999年〜)(既刊16巻)
評価:★5(★★★★★)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B08288B84S

集英社セールで第15、16巻を購入したので久しぶりに最初から読んでみた。初めて読んだときは1冊に1回くらい泣いていたが、今ではさすがに少し慣れてきた。それでも、スコーピオン白鳥のプロレス復帰試合の場面で、”三銃士”の花咲・高橋久信が自分達の思いを乗っけて観戦しているのを見て、また泣いた笑。

この漫画、同じキャラが同じような理由で何度も挫折するのが特徴で、そこが「リアル」で胸を打つ(というか、胸を締め付けられる)。下半身付随だとかいう理不尽な現実を、心の持ちようだとかで簡単に乗り越えられる訳がないのだ。彼らは一生涯の間ずっと、他の人と同じ、当たり前のはずの、自由な身体を夢見続ける…。

ストーリーはまだまだこれから。第16巻終了時点で、私が一番気になっているのはスコーピオン白鳥。1月3日の興行に出場すると宣言していたのに、何の連絡もなく出場していないのは、いったい何があったのか。3人の主人公は、それぞれ何度も挫折した挙句に、今は前を向いて進み始めている。野宮朋美はトライアウトで東京ライトニングスの安西ヨシキにボロ負けして心が折れたが再起して、次のトライアウトを目指している。高橋久信車椅子バスケを始め、東京王者のドリームズに加入、基礎トレーニングに打ち込んで試合に出場できるレベルになりつつある。戸川清春東京タイガースで何度かの不和を起こしつつもそれらを乗り越えたチームの結束力は高まり、「打倒ドリームズ」に向けて邁進している。

この作品、2001年に単行本の第1巻が発売され、1年に1冊ずつ、2014年に第14巻が刊行されたが、その後執筆ペースが不安定になり、2020年に第15巻、2024年に第16巻が発売された。また1年1冊ペースに戻して続きを早く見せて欲しい!