※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。
作品名:竜馬がゆく/(漫画)鈴ノ木ユウ・(原作)司馬遼太郎 (漫画 2022年〜)(既刊11巻)
評価:★4(★★★★☆)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B0B881R2ZM
司馬遼太郎の名作「竜馬がゆく」を、「コウノドリ」作者・鈴ノ木ユウが漫画化した作品。
Kindleで既刊11巻分を購入して読んだ。原作が面白いのは言わずもがなだが、漫画化のレベルもとても高い。背景や剣術の描写も力が入っているし、人物も魅力的に描けている。しいて言えば女性キャラが同じような顔に見えるのだけがちょっと難点。
それにしても、やはり幕末から明治にかけての歴史は我々の心を惹きつけるものがある。
尊王攘夷か、佐幕開国か。我々はその後の歴史を知っていて、つまり「何が正解なのか」をほとんど知った状態で物語を読むため、主人公の竜馬や、のちに新しい明治の時代を切り開いていく反幕府勢力に肩入れしがちだが、作中の人物たちは”敵”も含めて何が正解かを知らない。
それでもみな、海外の脅威からこの日本という国を守りたいという一心で、自分の信じる道のために命を散らしていく。私利私欲のためだけに動いているものはほとんどいない。
それが心を打つ。日本の歴史は素晴らしい。
【追記】この漫画に触発されて「お〜い!竜馬/原作:武田鉄矢・作画:小山ゆう」を読み直したら、すごすぎた。それに比べたらこの漫画はまだまだなので★5→★4に変更。