週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

★5(★★★★★) 泰緬鉄道の真実/落合道夫(本 2014年) レビュー

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:泰緬鉄道の真実/落合道夫(本 2014年)
評価:★5(★★★★★)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B00I9ZPYFE

2025年2月、「午前十時の映画祭」企画で劇場で「戦場にかける橋」を鑑賞して、あまりの嘘くささに疑問を抱き、YouTubeの映画レビューでそういう指摘をしている人がいないか探したのだが、そもそも「戦場にかける橋」のレビューを上げている人が少ない中で、やっと見つけたのがこの本の著者・落合道夫先生の「戦場にかける橋の虚実」と題されたシリーズ動画(約10分×8)だった。

https://youtu.be/Nz_jitWeGTg

それはまさに、私が求めていた内容だった。日本を一方的な悪と決めつけることを出発点とする自虐史観に基づいた歴史ではなくて、最初に欧米がアジアを植民地化していたことを出発点として歴史の流れを見る客観的な歴史認識

戦後の小学校、中学校、高校では自虐史観に基づいた歴史しか教えないから、正しい歴史を知るためには学校とは別に自ら本を読んで勉強しなければならない。実際、私は学校で習う歴史しか勉強していなかったから、タイ・ビルマ方面の戦争にどういう国がどういう利害関係で絡んでいたかとか、蒋介石との戦争(日中戦争)との関わりなど、この落合道夫先生の動画を見るまで理解していなかった。

日本が不当に貶められた現在の状況を少しでも改善するため、YouTubeに講義動画を上げた落合先生に敬意を表する。

本書は、地図や図表がなくて一般の書籍に比べるとフォーマットも洗練されておらず読みにくいが、その分価格は安いし何より著者の強い思いが込められている。戦後に”戦犯”として不当に殺害された日本の若者たちの辞世の句は涙なしには読めない。