
アベプラ(Abema Prime)という討論番組に保守派の議員・杉田水脈さんが出演していたので見てみた。以下2つの動画だ。
「(前半戦)【杉田水脈】物議醸した発言…なぜ?差別的指摘も!ひろゆきと語る|アベプラ」https://youtu.be/4fA9mGrdoEk
「(後半戦)【杉田水脈】保守って何だ?いがみ合いを超えて統合を?ひろゆきと語る|アベプラ」https://youtu.be/USu-xu6cZX0
この内容があまりにも酷かった。スタジオは杉田水脈さん以外は全員リベラル派で、よってたかって杉田さんの過去の”差別的発言”を一方的に非難し、その発言が出た背景にどのようなあったのかという話は誰も聞いてくれない。
そんな中で杉田水脈さんは冷静に受け答えしただけでもよくやったと思う。私だったらあんなに追い詰められたら泣いてしまって何も喋れないかもしれない。
この記事は、四面楚歌のあの状況で、杉田水脈さんがどう反論すればよかったかを考えてみるという試みだ。
この2つ目の記事では「前半戦」動画の16分〜24分くらいまでを書く。
(16:40〜)
司会 平石「(杉田水脈が自分の”差別発言”について)これまでに説明すべきタイミングにしてこなかったっていうことがあるんで今ありました2016年の発言とは別に2016年ここも触れなきゃいけないってことだと思いますつまりその時には結果的にはですね二転三転してるようなことも含めて発言が人権侵犯と認定されたということですね。これについては私はいちいち読み上げません、もはやあのうん。でここに来てまたこれはあの一度謝罪し削除したんですけども、それは自分が政務官になったから立場上、削除したんだっていう風にここに来てまたおっしゃってるということでこの件についてどう思ってるのかっての改めてちょっとお聞かせいただかなきゃいけない」
(パネル表示)
2016年 自身のブログでアイヌ民族や在日コリアンに対する差別的発言
・「目の前に敵がいる!大量の左翼軍団です」
・「彼らは一目でわかります。ハッキリ言って”小汚い”」
・「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」
2022年 総務政務官辞任
2023年 札幌と大阪の法務局「人権侵犯」と認定
2025年 「(当時)政務官という立場があり謝罪し削除した」「人権侵犯と認定されていない」と発言→メディアが法務省取材し杉田さんの誤りと指摘
水脈「まずこれはあの2016年2月のジュネーブの国連の女子差別撤廃委員会に行った時のものなんですねでここに書かれていることの中でちょっとそのときの状況というのがあって、100人ぐらいそういう集団の方がいらっしゃったんです。その方々にわっと囲まれて『お前杉田水脈だろうとかって言ってすごい罵声を浴びせられたんです。そういう状況があったので多分本当にきつい言葉遣いになってしまって。当時私はまだこの時は政治家じゃなかったですし、だいぶ私も本当にもうすごくそうやってわって言われたので、そういうすごい怒りながら書いたブログであるってことはまず1点本当にそこのところはそうなんです」
平石「それを後ほど削除したんだけども、それは立場上削除しただけで今はそれはあのそういうことだっておっしゃってるってことは良かったと思ってるってことですか?ここ行ったり来たりしてるんですけどここの説明は必要だと思う」
水脈「これも先ほどと同じなんですが傷ついた方がいらっしゃるのであればあの削除して謝罪をいたしますということで申し上げたので…その政務官っていうのになってなければこれが炎上することもなかったわけですし。要するに2016年っていうことは今から9年前のことですよね。その時に炎上してたんだったら分かりますけどその時は誰も見向きもしず読みもしなかった、でも政務官という立場になったからこれがバっと出てきてすごい炎上したのでそれはあのやっぱり政務官という立場上これは削除して傷ついた方がいらっしゃるのであればという形で謝罪をしたと」
パックン「杉田さん、よくあの政治家の方とか『傷ついた方がいらっしゃるならば』っていう言い方するんですけど、ま大前提として傷ついてる方いらっしゃると僕は思います。傷ついてる方いると思いませんか?」
水脈「このブログに関してですか?」
パックン「はい、あの小汚いです、コスプレですって言われる方は傷ついてるかなと思いますけど。『ならば』という仮定法というで喋るんじゃなくて、(傷ついた方が)いると思います、すみませんでしたっていうストレートな謝罪の方がいいかなと僕は思うんですけど
水脈「そうですかね…なんか私自身もその時は私自身もすごく傷つけられたっていうのがあったので…そういう気持ちで書いたものであったので…」
平石「うん、その評価はね様々あると思うんですけど、この発言については後々札幌と大阪の法務局が人権侵犯だと認定してるっていう事実があるわけですね。それを持ってして政治家の発言としてみたいなことを捉えてどう考えるかってことだと思います。で、それでも違うって言うんだったらそれはあのいいんですけど、それにしてもやっぱり差別ヘイトは発言として許されないところがあるので、そこは担保しておきたいって意味で私は突っ込んでるってことですね」
水脈「でもねヘイトって言われるんですけどもこれ例えばあのコスプレとかって言ったことに関してですけれども…」(略)「これチマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレオバさんって書いてるんですけど、チョゴリの人たちはちゃんとした民族衣装着ていらっしゃったからそれに対して私コスプレては言ってないんです。でアイヌの人たちもちゃんと上から下までアイヌの民族衣装着ていらっしゃったらコスプレとは言ってなかったんですが、こういう普通の格好の上に上から羽織りものをしているなんかパッチワークの模様のついたものだけ着ていらっしゃったので、だからそれを評してコスプレって言ったつもりだったんです。けれどもその辺りもまま政治家としての杉田水脈だったらこういう書き方はしなかったと思います」
ひろゆき「結局謝る気ないってことでいいんですよね」
水脈「ああうん、まあ、あの傷ついた方がいらっしゃったんであれば謝ります」
シンシア「いやいるでしょう」
ひろゆき「ええじゃ傷ついた方いないと思ってらっしゃるんですか?」
水脈「だからいるんだったらその方にはま謝罪が…」
ひろゆき「あの傷ついた方いるのでカメラに向かって謝ってもらっていいですか」
水脈「傷ついた方に対して、深くお詫びいたします」
ひろゆき「アイヌの人たちでコスプレって言われ方をしたんですけどじゃあその時代劇とかでも普通にわざわざふんどし履かないでパンツで取ったりもするわけですよ。で結局そのどこをコスプレと言って罵倒していいかどうかっていうのをなんでそこで杉田さんが決めちゃうのかなっていうのが不思議なんですよね」
水脈「罵倒したつもりもそんなないんですけれども表現として…」
ひろゆき「え小汚いって罵倒じゃないですか」
水脈「それは私も罵倒されたので、それに対して…」
ひろゆき「違う、あなたが書いた言葉について言ってるんです。あなたがはっきり言って小汚いと書いてるのは罵倒ですよねっていう質問です。それは罵倒ですよね。あなたが罵倒したんですよね」
水脈「ごめんなさい、そうじゃないです。これあのブログ多分もう今は誰も見ることができないんですけれども、この人たちを小汚いって言ったわけではなくってその私を取り囲んだ100人ぐらいの人たちのことを小汚いと言ったので」
平石「いずれにしてもでもひろゆきさん、『謝る気ないんですね?』って言って『はい』って言ってるのに謝るそぶりをしてもあまり意味がないのかなって私はちょっと思ったってことだと思うんです。そこの再確認はしとかなきゃいけない」
【こう弁明すればよかった】
ここは杉田水脈議員、苦しい。なぜ苦しいかっていうと、その気持ちがないのに形式だけの謝罪をしてしまっているから。でも、そうせざるを得なくなったのはオールドメディアがまるで杉田水脈が大悪人であるかのような偏向報道をして追い詰めたからだろう。拷問の末にありもしない罪を自白してしまうのと同じ。日本のオールドメディアは産経新聞以外全て左翼で、それがもともと中立的な国民まで「杉田水脈は大悪人」と洗脳して、ほとんど全国民でそれを叩くような状況を作った。兵庫県知事選での齋藤さん攻撃と同じだが、これをされたら少しでもその苦しみから逃れるために形式だけの謝罪をしてしまう気持ちはわかる。
そうしたら今度はこの番組で、その「形式だけの謝罪」の矛盾を攻めて杉田水脈に「全面降伏」を迫るという構図である。杉田水脈は自身の言論と誇りを守るために苦しい戦いを続けている。
私が疑問に思うのは、なぜこのスタジオの人たちは誰も杉田水脈の言い分を聞いてくれないのかということ。杉田水脈の言い分によれば、要は相互に罵倒するような状況になっていたわけでしょう。なぜ相手が杉田水脈を罵倒していたことは一切不問で、杉田水脈が相手を罵倒していたところだけを切り取って「謝罪しろ、謝罪しろ」と言うのか。
それに、スタジオの全員が「傷ついた人がいるでしょう!」って正義漢ぶって追求しているけど、これって言うほど「傷ついた人」いるだろうか?私は日本人だが、海外で日本の着物を着て政治的活動をしている人たちがいて、それを海外の政治家が「着物のコスプレおばさん」と罵倒したとしても、「日本の民族衣装を侮辱された!傷ついた!」とは一切ならないけどな。そりゃあ”着物のコスプレ”をして政治活動していた人は「傷ついた」と言えなくはないけど、お互い罵倒しあいの喧嘩をしていただけであって、まともな人であれば第三者に「私たちは傷ついた!あいつに謝罪させて!」なんて訴えたりはしない。
このスタジオの議論の流れだと、杉田水脈は大悪人という印象が強まっただけなので、もう少し反論した方が良かったのではないか。たとえば以下のように。
↓
既にご説明したように、お互い罵倒しあう状況の中で出てしまった罵倒の言葉です。そしてそれについては既に謝罪しました。それでもなお私に追加の謝罪を求めるなら、その前に相手もここに連れてきて、私を罵倒したことを謝罪させてください。お互いに罵倒していた状況なのに、なぜ相手は不問で、私だけを一方的に責め立てるのですか?
それから、私はチマチョゴリやアイヌの民族衣装を侮辱はしていません。マイノリティーを装って日本国民を分断する政治活動を行っている方達を批判するために、民族衣装の「コスプレ」という言葉を使いました。
(つづく)