週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

★4(★★★★☆) 私の愛した歴代ゲゲゲ (アニメ 2025〜) レビュー

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:ゲゲゲの鬼太郎(私の愛した歴代ゲゲゲ) (アニメ 2025年4月〜)
評価:★4(★★★★☆)
リンク:https://www.toei-anim.co.jp/kitaro/episode/summary/

2025年4月からスタートしたアニメ「ゲゲゲの鬼太郎(私の愛した歴代ゲゲゲ)」を第1回から第7回まで見た。毎週日曜の朝に第6期まである歴代の「ゲゲゲの鬼太郎」からのセレクションを1話ずつ放送するという企画で、各時代の作風の違いを感じながら鑑賞するのがとても楽しい。

Wikipediaによると、歴代の「ゲゲゲの鬼太郎」は以下の通り。およそ10年周期で1シリーズあたり1〜2年くらい放送している。

・【第1期】1968年1月〜1969年3月 (全65話)
・【第2期】1971年10月〜1972年9月 (全45話)
・【第3期】1985年10月〜1988年2月 (全108話)
・(【第3期 地獄編】1988年2月〜3月 (全7話))
・【第4期】1996年1月〜1998年3月 (全114話)
・【第5期】2007年4月〜2009年3月 (全100話)
・【第6期】2018年4月〜2020年3月 (全97話)

ここまで7回分のセレクションは以下の通り。

・(第1回)(第5期 第4話)「男!一反もめん
・(第2回)(第1期 第1話)「おばけナイター」
・(第3回)(第6期 第3話)「たんたん坊の妖怪城」
・(第4回)(第3期 第12話)「ざしきわらしと笠地蔵」
・(第5回)(第5期 第22話)「ニセ鬼太郎現る!!」
・(第6回)(第4期 第21話)「白粉婆とのっぺらぼう」
・(第7回)(第3期 第2話)「鏡じじい」

第2期のエピソードがまだ一度も放送されていないが、これまで見てきた中で私の中のトップ3は、1位が「鏡じじい(第3期)」、2位が「ざしきわらしと笠地蔵(第3期)」、3位が「白粉婆とのっぺらぼう(第4期)」だ。第3期(1980年代)は作画が素晴らしく、子供向け番組らしいギャグもしっかり入っていて面白い。あと、美少女キャラのユメコちゃんがめちゃ可愛くて動きの付け方も素晴らしい。第4期(1990年代)もそれに比べるとやや劣る気がするがまだ十分クオリティが高い。第5期(2000年代)はゼロ年代ぽいデジタル臭くてのっぺりした作画で動きも構図も安っぽいしストーリーも薄っぺらい感じがしてあまり好きではない。第6期(2010年代)はその弱点が改善されている感じ。

第3,4期と第5,6期を比べて思ったのは、猫娘は美少女化しない方が良かったということ。鬼太郎の主人公パーティーはご存知の通り「子泣き爺、砂かけ婆、鬼太郎、猫娘目玉親父」だ。で、これら全員が妖怪らしく”ちゃんと”醜いキャラデザになっているところが鬼太郎の凄さだと私は思うのだ。特に子泣き爺、砂かけ婆。こんなに醜いキャラがメインキャラの一角に入っているアニメを私は他に知らない。猫娘も第3期ではわざわざほうれい線を入れるなど可愛くならないように徹底していて、その猫娘が人間の美少女ユメコに嫉妬する(第3期)。これはあくまでギャグとして作品内では扱われていて、実際に面白いのでハハハと笑いながら見ることになるのだが、笑いながらも私の心の中にはちゃんと「引っかかり」が残るのだ。猫娘はきっと毎日「私ももっと可愛い顔に生まれたかった」と思っているんだろうなとか、それでも鬼太郎にとってかけがえのない仲間であって、そこには容姿は関係ないんだとか。いちいちこうして言語化、意識化はしなくても無意識くらいの領域でちょっとザワつく。それがいいのだ。

美少女化すると確かに画面は映えるが、失うものも実は結構大きいんだぞと言いたい。今期アニメの「アン・シャーリー(=赤毛のアン)」も安直に美少女化して深みが無くなっていて残念だった。

逆にキャラを美少女にしないように意識して作られている作品には名作が多い。ジブリの「千と千尋の神隠し(2001)」の千尋とか、漫画「スキップとローファー」の「みつみ」と「まこと」とか。こういう作品が増えて欲しい。

あと、Adoの歌う「ゲゲゲの鬼太郎」凄い笑。4月にiTunesで探したときには販売していなかったのだが、5月16日から配信等がスタートされたみたいで、iTunesでも販売されてたので購入した。Adoの歌唱力はほんと凄い笑。