週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

★5(★★★★★) カエルの楽園/百田尚樹 (本 2016) レビュー

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:カエルの楽園/百田尚樹 (本 2016)
評価:★5(★★★★★)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B0873ZP491

本書は、2016年に単行本、2017年に文庫本が刊行された。私は文庫本のKindle版で読んだ。

舞台となるのはアマガエルの国「ナパージュ」、ナパージュへの侵略を企むのは隣のウシガエルの国。寓話となっているが、これらは言うまでもなく日本と中国の比喩だ。ナパージュのカエルたちは「三戒」と呼ばれる”平和主義”の掟に束縛され、また国内を牛耳っている”平和主義者”の妨害によって、ウシガエルの国の侵略行為に対する有効な国防を行うことができない。「三戒」は憲法九条、その考えのベースとなっている「誤りソング」は自虐史観のことだろう。

「現実の出来事をわざわざ寓話にする意味がどれほどあるのか」読んでみるまではこう思わないこともなかったが、実際に読んでみると寓話にした効果は抜群だ。

寓話にしたおかげで、真実から目を逸らせるオールドメディアの歪んだレンズ越しではなく、本質を直視することができる。そうして初めて直視する日本の現状は、どう考えてもあまりにも酷い。

寓話にしたもうひとつの効果は、未来を描くことができることだ。ウシガエルの国はある日急に攻めてくるのではない。かなり長い期間、国境付近の侵犯をしながらナパージュの出方を伺い、それからようやく国内に侵攻してくる。しかし、いったんナパージュ国内に入ってきてからは堰を切ったように侵攻ペースが早くなる。本当に恐ろしい。

我々日本人があいまいで卑屈な態度で応じていると、それが中国の邪な野心を喚起し、戦争が発生するのだ。今こそ私たちは、オールドメディアや教育機関を乗っ取った左翼のプロパガンダ洗脳を看破し、日本を誇り高い真の独立国に作り直さなければならない。

この作品、ぜひ愛国心を持ったアニメ監督の手によってアニメ化され、多くの人にこのメッセージが届くようにして欲しい。クレイアニメもこの作品に合うかもしれない。また、中学や高校の文化祭の演劇や人形劇としてもいいと思う!

【概要 (Amazon公式ページより)】

緊急文庫化!!/単行本刊行後、物語に描かれた出来事が次々と現実に/「予言の書」と呼ばれた、全国民必読のベストセラー/尖閣諸島問題、北朝鮮ミサイル問題、日米同盟の不安な行方……危機に瀕した日本のために、著者が二年を待たずに文庫化を決断!/文庫版のための加筆や、櫻井よしこ氏の文庫解説も必読です!/若い世代から大人まで、年齢を問わず夢中になれる物語にしてすべての日本人の意識を揺さぶる新しい寓話

(あらすじ)
国を追われた二匹のアマガエルは、辛い放浪の末に夢の楽園にたどり着く。
その国は「三戒」と呼ばれる戒律と、「謝りソング」という奇妙な歌によって守られていた。
だが、南の沼に棲む凶暴なウシガエルの魔の手が迫り、楽園の本当の姿が明らかになる……。