※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。
作品名:出禁のモグラ (アニメ 2025)(全12話)
評価:★4(★★★★☆)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B0FD5Q3PFG
2025年7〜9月期アニメ。7月にAmazonプライムビデオのランキング10位に入っていたので見てみたらそこそこ面白かったので、9月に全エピソードが配信されるのを待ってから一気見した。
ストーリーは、怪異が発生→怪異の正体の説明(大体は人間の怨念)→退治→次のエピソードへという流れを繰り返す。なので似たような作品を挙げると、「うしおととら」とか初期の「幽遊白書」とか「ダンダダン」とか、結構たくさんある。これらはフレーバーがちょっと違うだけで基本構成は同じだ。
本作のフレーバーは「トーク」と「コメディ」で、根底に軽いノリみたいなのがあるので、怪異と怨念のドロドロしたお話からスッとコメディタッチに戻る。長年漫画を読んでいると、怨念の設定は既視感のあるようなものばかりだから、こういう適度に力が抜けた作風は助かる。全力で怨念について力説されると却って白けてしまうところだ。アニメでは、シリアスな場面に軽いBGMを当てることでこのノリを表現している。
「ナニワ金融道」みたいな太い線で書かれた味のある背景も本作の持ち味で、アニメ版でもこの持ち味は失われていない。ただしその副作用でアニメーションが紙芝居っぽくなっているのでそこは良し悪しだ。
アニメ第1期は全12話でいったん終わり。原作漫画では第4巻までに対応している。
原作漫画が期間限定で第3巻まで無料で読めるようになっていたので読めたので読んでみたら、原作漫画のコマの流れやセリフをほとんどそのままアニメ化していることがわかった。紙芝居っぽく見えるのはここにも原因があるのかもしれない。
原作漫画はまだまだ続きがあり、現在第11巻まで刊行されているが、軽いノリの同じような流れがこの先も繰り返されるのかと思うと、心を揺さぶられるような感動体験も期待できず、この先を見たい気持ちは全然湧いてこなかった。そこそこ楽しめたし、全12話でちょうど良かった。