週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

★5(★★★★★) 「カエルの楽園」が地獄と化す日/百田尚樹・石平 (対談本 2016) レビュー

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:「カエルの楽園」が地獄と化す日/百田尚樹・石平 (対談本 2016)
評価:★5(★★★★★)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B08638LFSZ

本書は、2016年に単行本が発売され、2020年に文庫本が発売された。私は文庫本のKindle版を購入して読んだ。

2016年、「カエルの楽園」が刊行された2ヶ月後、中国が尖閣諸島への侵略を本格化し、それを日本のマスコミが容認するような論説ばかりを流し、ほとんど全てが”予言”通りになってしまった。

この対談を読むと、中国が尖閣→沖縄→日本本土の順番で侵略してくることが現実感・切迫感を持って伝わってきて、私はほとんどノイローゼのようになってしまった。

終戦から80年の今年(2025年)、中国は「南京大虐殺」「七三一部隊」をテーマにしたプロパガンダ映画を製作し、自国民の日本への憎悪をこれ以上無いほどに高めている。このような状態でもし中国と日本が戦争状態になったら、中国兵の中には日本人に対して虐殺行為によって”過去の恨みへの報復”をするものが必ず出てくるだろう。本当に本当に恐ろしい。

文庫版のあとがきで百田先生はこう書いている。

>四年前、私と石平さんは「まだ間に合う」と言いました。日本人が危機意識を持ち、国防の重要性に目覚めれば、中国の脅威に対しても、十分対抗できるはずだ、と。しかし繰り返しになりますが、四年前に比べて、事態はさらに深刻さを帯びています。国民も政府も、一層カエルに近づいたように見えてなりません。
>今、この本を手に取っておられる皆さん、この国を中国の脅威から守りましょう。決して『カエルの楽園』にしてはなりません。
>日本人は賢明な国民です。目的さえ持てば、必ず正解を見つけます。そしてそれに向けての努力を惜しみません。日本人は真に国防の重要性に目覚めれば、平和を守り切ることができる国民なのです。そのためにも、この本は一人でも多くの日本人に読んでもらいたいと心から願っています。この本を読まれた読者の皆さんは、回し読みでもいいですから、家族や親しい友人に読ませてください。

本当に百田先生の言う通りだ。日本人は何度も国難を乗り越えてきた。国民が目を醒ませば今回の国難も乗り越えることができる。そのための最大の障害となっているのは、毎日毎日、国民に”謝りソング”と”三戒(=憲法九条崇拝による偽りの平和主義)”を繰り返し刷り込んでいるオールドメディアだ。私たちひとりひとりがまっとうな国防意識を持って、”気づいた人”を増やして行かなければならない。

【概要 (Amazon公式ページより)】

ベストセラー寓話小説『カエルの楽園』のストーリーが半分以上、現実化してしまった2016年。
中国は本気だ! 警告の書のつもりが、このままでは予言の書になってしまう。
何としても中国を止めなければいけないと考えた二人が、全身全霊をかけて日本人に訴えます。
中国の軍事的脅威を直視できない日本は、侵略をみずから呼び込む病に陥りました。
他国と同程度の国防意識を国民が持つだけで万事解決するのに、
このままでは【尖閣を奪われ】【沖縄独立を座視する】のは必至です。
米軍基地を追い出し、自衛隊を解消しようとする現実の社会運動とマスコミの共闘から見えてきた、日本滅亡へのカウントダウン。

【目次】

(※)2020年の文庫版では、日本政府の新型コロナウイルス対応を批判する対談が新録され、それが第1章として追加収録されている(第2章から第6章は単行本からの再録)。

はじめに(石平)

第1章 なぜ、安倍政権は中国に何も言えなくなったのか
新型肺炎でわかった、絶望的な危機管理能力
・あれから三年半、事態はさらに悪化した
・安くなった日本と日本人政治家の買収
・政治家・マスコミ・国民の重い責任
習近平国賓招待に絶対反対
自民党は陥落し、安倍政権は中国に呑まれた

第2章 戦わずして尖閣を奪われるシナリオ
・人目をはばからず涙を流した
・軍が侵入してきた
・中国は日本の報道を見て、侵略を加速させている
・中国、北朝鮮は戦争を起こさない、悪いのは安倍政権
・自分たちの逆立ちした考えに気づかない
・沖縄・反基地闘争とリンクする中国の動き
・「侵略してもOK」と中国に確信させた、六月のマスコミ論調
国益道求の厳しさを知らない善良な日本人
地獄への道は善意で舗装されている
・信ずる者は救われない

第3章 中国はなぜ日本侵略を企むのか
・人が住めない環境、暮らせない社会
・生存空間とは何か
・最下層の流動人口、「男余り」、無戸籍者
・海洋強国建設の狙い

第4章 チベットウイグルで見た恐ろしい支配の実態
中華帝国と戦った異民族を取り込み、版図を抵大してきた照史
・日本人は「消滅すべき民族」
チベットで起きた虐殺と民族浄化
ウイグルで起きた虐殺・核実験と民族浄化
・虐殺で権力を握った中国共産党
・残酷殺人という伝統

第5章 沖縄「独立」を足がかりにした侵略
・なぜ沖縄が大切なのか
・全面戦争は絶対に避けたい中国
・米軍を足止めできれば、すぐに尖閣は奪われる
・問題はやはり、日本のマスコミ
・日本の総理大臣は決断できるか
・沖縄の切り離し工作が進んでいる
・日本は「琉球独立」を容認する

第6章 日本が中国に占領されるとき
・アジアのルールは中国が決める
・史上もっとも安全な時代に、最大の軍拡に走る異常な国
・日本を守ることに反対するおかしさ
・狙い目は日本のマスコミ論調
・沖縄独立後に何が起きるかーシミュレーション①
・沖縄の次は九州ーシミュレーション②
・贈償請求と「詰めの一手」ーシミュレーション③
・日本占領ーシミュレーション④
・すべての「反中勢力」の肉体的消滅と徹底的な経済搾取
・日本人の奴隷化と強制移住
・待ち受けている地獄

おわりに(百田尚樹