週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

★4(★★★★☆) AKIRA (アニメ映画 1988) レビュー

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:AKIRA (アニメ映画 1988)
評価:★4(★★★★☆)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B0F8JK1PJP

2026年1月3日、NHK Eテレで放送されていたので録画して鑑賞してみた。つまらなかったし、仕上げが甘いシーンも多く、未完成品を見せられているように感じた。

まず、生きたキャラが描けていない。金田も鉄雄もケイも大佐も、何のために行動しているのかさっぱりわからない。そんな中で一番マシだったのは金田の不良グループの山形・甲斐。鉄雄に対して「どうしちゃったんだお前は!?」と言っているこいつらだけは普通の人間に見えた。他の主人公格のキャラはみな、ストーリーを動かすために作者によって動かされている木偶(デク)にしか見えなかった。

本作の売りは高品質なアニメーションだと言われているが、本当にそうだろうか?確かに前半はネオトーキョーのビルを映したブレードランナーみたいなカットの数々は綺麗だったし、デモ隊とかのカットも良かったし、金田のバイクのテールランプの軌跡とか、すごいカットが多い。しかし後半にはかなり微妙なカットも多かった。たとえば、どっかの建物の車寄せ(ロータリー)にバスが入ってきて画面奥に向かって停車するシーンの動きはショボかったし、スタジアムで遠景で大佐が画面奥に走っていく場面も「滑って」いた。まあ、通常のテレビ放送のアニメみたいに低予算の中で製作したものであれば、こんなこといちいち突っ込まないけど、「アニメーションの品質の高さ」だけが売りの天下の「アキラ」だから、突っ込まざるを得ない。

バイクのスピード感のなさもおかしかった。猛スピードで走っていたはずのバイクから飛び降りたり落車したときの描写が、まるでママチャリから飛び降りたくらいのスピード感で全然迫力がなかった。

あと、緊迫した場面でなぜかスローモーションになる喋り。「とぅえぇつぅおぉ〜!!」「くぅぁねぇだぁ〜!」みたいな笑。まあこれは逆に誰も真似できないこの映画の個性になっているのでいいか笑。

それから棒読み演技ね。「保育園」のガキ3人(タカシ、マサル、キヨコ)の演技はひどかった。特にキヨコはセリフが長いだけにキツかった。あの緊迫感のない喋り笑。

一番酷かったのは、鉄雄の彼女のカオリの演技全般。これは声優の問題というかアニメーターの演技の付け方の問題なのだけど、スタジアムで暴走した鉄雄の脅威にさらされているにも関わらず、危機感のないトロ臭い動きをしていて、目の前で目を疑うような超常現象が起きている関わらず表情も腹話術人形みたいに乏しくて、シュールすぎてもう笑ってしまった。

Wikipediaを見たら、原作者で監督の大友克洋の自己評価が載っていた。この本人の評価に私も同意だ。ちゃんとした経験のある人に監督を務めてもらえばもうちょっと安定した仕上がりになったのかもしれない。

>監督を担当した大友克洋は、最初のラッシュを見たときに「これは失敗作だと思った」と語っている。時間と予算が限られていたためにカットした部分が多く、またすべての作業を行うのに十分な数のアニメーターをそろえることが出来なかったために仕上がりに不満があり、さらにスタジオがコスト削減のために海外に外注していた原画の出来もあまりよくなかった。そのため、前半は良かったが、後半に行くほど画質やカットの質が下がっていくのを見て、情けない気持ちになったという。