週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

★5(★★★★★) 君たちは今が世界(すべて)/朝比奈 あすか (小説 2021年) レビュー

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:君たちは今が世界(すべて)/朝比奈 あすか (小説 2021年)
評価:★5(★★★★★)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B098HZJN3K

3年くらい前に文庫本で購入したものを、今回都合3回目くらいの読了をした。子供たちの内心を描き出す作者の力量がすごくて、やはりこの小説は抜群に面白い。

小学六年生の教室の中で起こる様々な摩擦、それは大人から見れば些細なことであっても子供達にとってはそれが世界(すべて)。「いいこ」も「わるいこ」も、みんな毎日を一生懸命に生きているのだ。

第一章 みんなといたいみんな (尾辻文也、幾田先生)
第二章 こんなものは、全部通り過ぎる (川島杏美)
第三章 いつか、ドラゴン (武市陽太)
第四章 泣かない子ども (見村めぐ美)
エピローグ (増田智帆(成人後))
特別篇 仄かな一歩 (※文庫書き下ろし)(宝田ほのか)

問題行動を起こしてしまう子も含めて、どの子も本当に愛おしく思えてくるのだけど、私が特に心を動かされたのは武市陽太と宝田ほのかの関係だ。この2人、クラスの序列の中では「最下層」に位置付けられているのだが、教室を出て2人になればそんなことは関係ない。自閉症スペクトラムっぽい特性を持った陽太は、クラス委員に立候補したり授業で積極的に発言するほのかを尊敬の眼差しでみているし、逆に、ほのかは陽太のことを、大学生にも一目置かれるほど上手に精巧な折り紙作品を作ったことをリスペクトしている。この2人の関係が本当に尊く感じた。