週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

(チラ裏レビュー) 史記(まんがで読破) (漫画 2013年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:史記(まんがで読破) (漫画 2013年)
評価:★3(★★★☆☆)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/478161096X

Kindle版を以前購入してライブラリに保有していたものを読み直してみた。

わずか197ページで、「エピローグ(紀元前100年頃、漢の武帝に使えた司馬遷史記を書き始めるまでのエピソード)→神話時代→堯・舜・禹→殷王朝→周王朝春秋戦国時代秦王朝項羽と劉邦漢王朝(司馬遷が使えた武帝の時代(紀元前100年ごろ)まで)→プロローグ(紀元前91年頃、史記が完成)」を収録しているので物語としての情緒もなにもなく、ただ機械的に歴史の有名なエピソードが流れていく。ちょっと油断すると主人公もいつの間にか変わっていて、いつの時代の誰の話をしているのかすぐにわからなくなる。特に春秋戦国時代は時代も場所も飛び飛びになるので訳がわからなくなる。

歴史漫画をやるならストーリー仕立てであるべきで、そうでないなら世界史の教科書や資料集を読んだ方がわかりやすい。

この「まんがで読破」というシリーズ、むかしKindle版のセールでタダ同然で販売している時に購入したものを30冊ほど持っているのだが、基本的にどれも同じ弱点を抱えている。「知識を手っ取り早く頭に入れて教養があるように装いたい」という大人の邪な欲望に応えるために製作されたものだが(個人的な偏見)、大してその作品に思い入れのない編集者が、技量もプロ意識も低い漫画家を使って描かせているので面白くないし、結局、知識としても身につかない。

なお、本作は現在はKindle版の販売が終了してしまったようで、紙の本の販売ページしか表示されなくなっているが、私は以前購入したため引き続きKindle版の電子書籍として読むことができる。