※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。
作品名:「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」 (映画 2023年製作)
https://www.kitaro-tanjo.com(https://www.kitaro-tanjo.com/)
評価:★4(★★★★☆)
2023年12月、日曜日の昼に鑑賞した。
いつもは会社を休んで平日の昼間に映画を鑑賞するので、休日らしく家族連れで賑わう映画館のロビーの雰囲気が新鮮で楽しかった。
この映画も口コミで結構人気を博しているようで、なかなかの客の入りだった。客層は広いが若い女性が多め。水木とゲゲ郎のバディ・ムービーとも見れるので女性人気が高いのだろう。
私は予習として「アニメ ゲゲゲの鬼太郎(第六期・2020)」の第1話と「アニメ 墓場鬼太郎(2008)」の第1話と「漫画 貸本版 墓場鬼太郎」の第1話を見て行った。どれも第1話までならインターネット上の公式のコンテンツで無料で見ることができた。この予習は大正解で、特に漫画とアニメの「墓場鬼太郎」は本作への理解と感動を深めるのに役立った。
過去のエピソードを現代でサンドイッチする構造と多めの登場人物によりストーリーはやや複雑だし、ストーリーが進むペースが早めなので予習はしておいた方がよい。
(以下、ネタバレあり)
ストーリーはよくできていて、ラストで「鬼太郎誕生」となったときにはなかなかのカタルシスがあった。鬼太郎と”目玉の親父”の親子関係については「墓場鬼太郎」にも描かれていたしそれ単体では”泣ける”レベルまで行かないのだが、ゲゲ郎(目玉の親父)やその妻の思いに加えて、哭倉村のサヨさんやトキヤくんたちの思い、鬼太郎の同族である幽霊族たちの思い、水木しげるの人生を反映した「水木」というキャラの思い、さらには水木も体験した太平洋戦争に散った人たちの思い、戦後も経済戦争の中で抑圧されたり犠牲になった人たちの思い、そういうのが重なり合って泣ける。
…泣けるはずなのだが、私は劇場で強い尿意との戦っていたためか終盤あまり映画に入り込めず泣けなかった(笑)。配信が始まったら見直したい。