週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

(チラ裏レビュー)「富士山さんは思春期」 (漫画 2012〜2015年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:「富士山さんは思春期」 (漫画 2012〜2016年)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B074CFDH3N
評価:★4(★★★★☆)

漫画アクション」誌で2012年〜2015年まで連載された作品。女子バレー部に所属する身長181センチメートルの中学二年生・富士山牧央(ふじやま まきお)と、同校の男子バレー部に所属する身長160センチメートルの中学二年生・上場優一(かんば ゆういち)の恋愛模様を描く。単行本は全8巻。

連載がとっくに終了した2024年になって単行本を全巻購入して一気読みした。タイトルの通り、”思春期”の甘酸っぱい恋愛がゆっくり描かれていて良い。最近、「月曜日のたわわ」というちょっと歪んだ作品wを読んだあとだったのでなおさら爽やかに感じた笑。

「男子中学生のエロい気持ち」というのは本作のテーマのひとつだが、あくまでヒロインとの初々しい恋愛が主体なので、エロだけが前面に出たようないやらしい描写は本作には無い。パンチラですらほとんど無く、”エロい絵”ではなくてシチュエーションを描いているのが本作の秀逸なところ。昨今の厳しいコンプラで問題になるかもしれないシーンがあるとすれば第1話は上場くんがプールの授業前に着替えをする女子の教室を覗くところくらい笑。本作には基本的に健全なエロしかない。

(以下ネタバレあり)

中学2年生という設定もあり、エロい意味での2人の関係は最後まで全くと言っていいほど進まず、キスですら一度もせずに終わる。2巻の部活の合宿のシーンで、見回りの先生から身を隠すためにヒロインの布団にもぐりこんだとき、そのままヒロインに後ろから抱きついて、そのままヒロインのブラの中に手をいれるところが本作の中で2人の関係が一番(?)進むところ。なお、そのあとヒロインに怒られる笑。私はこのシーンが好きで。…というとなんか変態みたいだが、エロい感情だけではなくて気持ちも満たされる感じがして好きなシーン。

付き合っていることを周りに隠していた2人だが、修学旅行先でみんなの前で付き合っていることをカミングアウトして本作は終わる。なんて爽やかな漫画なんだ笑。

キャラも可愛いし背景もきれいなので、パラパラ頁をめくりながら絵を眺めるだけでも楽しい。2人がじゃれ合うシーンだけ、極端な崩し絵になるのだが、そこを崩し絵に逃げずに描いてくれたらもっと最高だった。