週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

(チラ裏レビュー) トラペジウム (アニメ映画 2024年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:トラペジウム (アニメ映画 2024年)
評価:★4(★★★★☆)
リンク:https://trapezium-movie.com

Twitterで話題になっているのを目にして気になったので週末を利用して劇場で鑑賞してきた。あまり売り上げがよろしくないという噂通り、当てがわれたスクリーンは小さく、売れている席の割合も20%くらいと、休日の昼間にしては少し寂しい感じだった。

予告編は見ていたので大まかな流れは知っていて、期待通りの映画だった。「そんなのおかしいよ!」でキター!と思った笑。私はこういう作品に弱い。努力・友情・勝利とかより、孤独な戦いがグッとくる。ワンピースより進撃の巨人。東ゆうちゃんの舌打ちと修羅みたいな顔がとても良かった!

上映時間が94分と短めなこともあってか、アイドルデビューまではトントン拍子で進み、そこに対して「リアリティがない」「ご都合主義」「4人の友情を育む描写が足りない」という批判もある。この批判はごもっともだが、私は脳内補完したのでオッケー。

ラストで4人が仲直りするハッピーエンドに対する批判もある。この批判に対しては私も賛成だ。さすがにちょっとハッピーエンドにするには無理があると感じた。だって、東ゆうちゃんがいくら謝罪しても「本心はどうなんだ」と怖い気持ちが拭えなかったから。だけど私は、人気がうなぎ登りの最中にあるアイドルグループが一瞬で派手に空中分解するシーンを見られた時点でもう大満足で、どんな結末がきてもエピローグ的おまけ程度に受け入れる心の準備ができていたのでそれほど不満はなかった。

だけど強いて言えば、もうちょっとビターな結末にして欲しかった。少なくとも4人全員と仲直りする必要はないと思う。

あれから数年後…、東ゆうはまたイチから出直してアイドルとして少しずつ売れ始めた。「東西南北」かつての仲間のうち華鳥蘭子(南ちゃん)とだけは仲直りしてたまに会う関係が続いているが、大河くるみ(西ちゃん)と亀井美嘉(北ちゃん)とは解散以降一度も連絡を取っていない。ある日、家で掃除機をかけていた亀井ちゃんはテレビの中にアイドル・東ゆうの姿を見つけ、掃除機を止めて少しだけテレビに見入るが、すぐにテレビは別のコーナーに切り替わり、亀井ちゃんは掃除機のスイッチを入れて家事に戻る。大河くるみは大好きなロボットに没頭していてテレビもSNSも見ていないからアイドル・東ゆうのことは知らない。そんな感じの結末だったら泣けたかもしれない。