週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

Adobeの嫌がらせに屈してサブスク版LrCの購入を決意したけど無料で済んだ話

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Adobeフォトプラン

■ 非サブスク版(永続ライセンス版)ユーザに対するAdobe社の嫌がらせ

私は、非サブスク版(永続ライセンス版)のLightRoom(以下、LR)を複数バージョンに亘って購入し、数年来愛用してきた。非サブスク版のLRの最終バージョンは6.14で、永続ライセンスなので現在もその使用権を保有している。新しい機能を求めなければ、このバージョンをずっと幸せに使い続けられるはずなのだが…。
2021年4月、MacBook Pro (Late 2013)からMacbook Air (M1, 2020)に移行したらLR6.14を起動する事ができなくなってしまった(詳しくは、2021年5月5日の記事に書いた)。これはM1プロセッサだからという訳ではなく、M1プロセッサでもRosettaによりLR6.14は動作するはずで、実際に私は自分のMacbook Air (M1, 2020)に移行した直後に一度だけ、LR6.14がきちんと動作するのを一度だけ経験している。しかしそれは本当に一度きりで、その後LRアプリを起動し直すと一瞬LRのバージョン情報を含むスタート画面が一瞬表示された後、LRアプリが落ちてしまう。何回やってもダメ。

いろいろ調べた私の結論は、これは非サブスク版(永続ライセンス版)ユーザに対するAdobeの嫌がらせという事だ。
サブスクリプションサービス全盛の世の中、Adobeも自社アプリのサブスク化を推進しており、非サブスク版(永続ライセンス版)のユーザに対しては地味な嫌がらせを続けることでサブスク版への移行を促す戦略を取っているのだ笑。もちろんAdobe社が表立ってその事を認める訳はないが、その対応を見れば意図は明らかだ。
到底納得できる事では無いが、Adobe社に抗議をしても問題が解決する見込みは極めて薄く思われ、LR6.14の使用を諦めたのが2021年5月の事。

しかし、それからすぐにLRを使う必要に迫られる事になってしまった。きっかけは2021年6月の「Googleフォト有料化」。Googleフォトが有料化する前に、これまでの写真や動画を全てGoogleフォトにアップロードすることにしたのだが、この作業を行うためにLRアプリがどうしても必要となった。
Googleフォトへのアップロード済み判別にLRでフラグを付けていたし、撮影カメラで写真をフィルタしたり、一括で日時変更を行ったりする機能はやはり便利なためだ。

■ サブスク版のLrCを契約

サブスク版のLightroomには2種類ある。Lightroom(Lr)とLightroom Classic(LrC)だ。

Lightroom(Lr):クラウドでの写真データ管理を前提とした新しいLR
Lightroom Classic(LrC):ローカルでの写真データ管理を前提とした旧来型のLR

私が使いたかったのは後者の(LrC)だ。
しかし私はここで早速間違えた。
Lightroomプラン(1TB)」というプランを申し込んだが、このプランで使えるのは(Lr)のみで(LrC)は使えない。
「フォトプラン(20GB)」というプランを改めて申し込む。

LrCアプリを起動し、LR6.14のカタログを読み込ませると、「Lightroom Classicカタログのアップグレード」というダイアログが現れ、これを実行するとすぐにLR6.14のカタログ状態で使えるようになった。

私はLRのメイン機能である現像機能は使わず、もっぱら写真管理のために使っているので、最新版のLRであるメリットを特に感じることは無かった。かつて使っていて現在もその使用権利を保有しているLR6.14と同様に動作するというだけ。つくづく「なぜお金をまた払わなきゃいけないんだ」と思う(怒)。

そういえば、一点だけLR6.14との違いを感じた部分があった。それは、動画の認識だ。
私はかつて、LRで写真と同時に動画も管理していた。それがLR6.いくつからだったか、急に動画を認識する事ができなくなり、やむを得ず動画は手動で管理していた。これが今回LrCでは改善し、以前と同じように動画も認識してくれるようになった。
十中八九、これもAdobeの嫌がらせだったのだろう。

■ これからのAdobeとの付き合い方。体験版で済ませるか契約後2週間以内に解約する

私はLrCのメイン機能である現像機能は使わず、写真管理のために1年に数回使うだけのライトユーザーだ。
この場合、課金することなくLrCを使用できることが分かった。
まず、LrCを使う作業が7日間の間に完了する場合は7日間の「体験版」を使えばオーケー。7日間で作業が終わらなかった場合は「フォトプラン(20GB)」の契約をし、14日以内に解約をすれば返金される(合計21日間)。
サポートにも確認をしたが、この使い方は規約的には禁止されていないとの事。

気をつけなければいけないのは、「フォトプラン(20GB)」は年間契約プランしか存在せず、中途解約すると50%の違約金が発生する事。
たとえば、契約して1ヶ月以内に解約した場合、残り11ヶ月の利用料の50%の違約金が請求される。フォトプランの利用料金は1ヶ月あたり1078円(税込)だから、その場合は1ヶ月分の利用料金+違約金で、1078+1078*11*0.5=5929円となる。
14日以内に解約すれば0円なのに、それを1日過ぎるといきなり5929円になるので注意が必要だ。

1ヶ月あたり約1000円の月額プランがあればそれくらいの対価を支払う用意はあるのだけど、それがないなら仕方ない。無料で使わせていただく。
元はと言えば永続ライセンス版ユーザに嫌がらせをしているのが悪いんだから、これくらい許してよね、Adobeさん。