週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

(チラ裏レビュー) 推しの子 (漫画 2020年〜)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:推しの子 (漫画 2020年〜)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B08MGXW2MJ
評価:★5(★★★★★)

2023年にアニメ化されて知った作品。アニメ化されたのは大体単行本の5巻までで、そこまでの内容もキャッチーで面白いのだがその先の展開はもっと面白い。読み進めていくといつも想像を超えてくるこの作品はすごい。

2024年4月、最新14巻を購入してまた最初から読み直してみた。映画『15年の嘘』の撮影が始まり、ストーリーはクライマックスに差し掛かっている。これから”天真爛漫なアイドル”の裏の顔が明らかになっていくのだ。

第5巻〜第7巻の「『東京ブレイド2.5次元舞台編」も好き。鳴嶋メルトが頑張る姿には思わず涙してしまったし、漫画を舞台化する際に原作者との間でトラブルになるエピソードはかなりよく取材されていると思う。このエピソードは、2024年1月に漫画「セクシー田中さん」のテレビドラマ化で脚本家とのトラブルの末に原作者の芦原妃名子さんが自殺してしまった事件と酷似しているが、事件発生よりも前にこの漫画のエピソードは描かれた。

「東京ブレイド」では舞台脚本の”原作改変”に怒った原作者(漫画家)が自ら脚本を書こうとするが、プロデューサーが原作者と脚本家の2人の間に入って仲裁して、2人は話し合いながら脚本を修正し全員が納得する舞台になる。「セクシー田中さん」では原作者と脚本家の話し合いの場が十分に持たれず、ドラマ化に際して交わした約束「漫画に忠実にし、忠実でない場合は加筆修正をする」、「ドラマオリジナルの終盤も、原作者があらすじからセリフまで用意し、原則変更しない」、「原作者が用意したものを、そのまま脚本化する方を想定したり、原作者が脚本を執筆する可能性もある」が守られないことに悩んだ原作者がドラマ終了後にSNSで不満を吐露し、”炎上”して自殺するという最悪の結末になってしまった。

2024年7月より放送予定の第2期アニメには確実にこのエピソードが含まれるので、きっと「セクシー田中さん」事件がまた話題に上がることになるだろう。