週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

(チラ裏レビュー) 不適切にもほどがある (ドラマ 2024年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:不適切にも程がある (ドラマ 2024年)
リンク:https://www.tbs.co.jp/futekisetsunimohodogaaru/
評価:★4(★★★★☆)

2024年1月期に放送され話題となったテレビドラマ「不適切にも程がある」を録画で最終話まで見終わった。面白かった!

昭和も令和も結局「生きづらい」んだよね。どれだけ社会が弱者やマイノリティーに寄り添うようになっても、そこから溢れる人は出てきてしまう。昭和よりも令和が良くなっているのは間違いないんだけど、逆境に陥ったときに自分でなんとかしようとせずに「社会が悪い」と最初から他責思考になってしまう人は増えただろうなと思った。

最終回では、今まで昭和時代を描くための注釈としてしつこく出していたテロップが次のように変化「この作品は不適切な台詞が多く含まれますが時代による言語表現や文化・風俗の変遷を描く本ドラマの特性に鑑み2024年当時の表現をあえて使用して放送しました」笑。なるほど、たしかに今から30年も経てばまた常識が変わっているだろうね、面白い。

また、このドラマを総括する最終回のメッセージは「寛容になりましょう」だった。エンタメ作品だし面白かったから別にいいんだけど、昭和から令和へと、弱者やマイノリティーに寄り添うために変化してきた社会を逆行させるとも取られかねないこの一言にはちょっとモヤった。

個人的には時代を超えて通用するメッセージは「思いやりを持ちましょう」だな。セクハラやパワハラが凄くて多様性も認められていなかった昭和時代でも、自分の頭で相手の気持ちを思いやって行動している人は令和に通用する価値観を持っていたからね。逆に言うと、現在、風紀を守るふりして、時代の追い風を受けて強い武器「ポリコレ」「コンプラ」を振り回して自らの溜飲を下げている人は、後の時代の人から見ると「うわっ…」となると思う。

あ、あと、ミュージカルシーンの完成度、もうちょっとなんとかならなかったのかな笑。日本語で日本を舞台にミュージカルをやるとあんな感じになっちゃうか笑。

【概要 (Wikipediaより)】
『不適切にもほどがある!』は、2024年1月26日から3月29日までTBS系「金曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマ。主演は阿部サダヲ。略称は「ふてほど」。全10話。
宮藤官九郎の脚本によるオリジナル作品。阿部と宮藤が主演と脚本でコンビを組む民放ドラマは今作が初となる。
コンプライアンスが厳しい令和時代(2024年、低成長期)とそうではなかった昭和時代(1986年、安定成長期)を舞台とするタイムスリップものであることから、令和における不適切な表現についての注意を喚起する注釈テロップが1話につき何度も挿入される。また、毎回終盤にミュージカルシーンが挿入されるのも特徴。

【主要キャスト(昭和勢)】
・小川市郎/演 - 阿部サダヲ:(昭和)主人公のオッサン。
・小川純子/演 - 河合優実:1968年(昭和43年)11月6日生まれ、市郎の一人娘。高校2年生で17歳。聖子ちゃんカットでロングスカートを穿くスケバン女子高校生。喫煙・飲酒等も行う不良少女
・秋津睦実(ムッチ先輩)/演 - 磯村勇斗:(昭和)純子が密かに想いを寄せる地元の先輩。

【主要キャスト(現代)】
・犬島渚/演 - 仲里依紗:(2024年)1歳6か月の息子を持つシングルマザー。EBSテレビのAD。純子の娘。
・秋津真彦(あきつ まさひこ)/演 - 磯村勇斗:令和時代のアプリ開発会社社員。ムッチ先輩の息子。
・向坂キヨシ/演 - 坂元愛登:サカエと井上昌和の息子。人目を憚らずに「テレビでおっぱいが見たいんだ!」と叫ぶなど下ネタ好きの中学2年生。
・向坂サカエ/演 - 吉田羊:キヨシの母。フェミニスト社会学者。