週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

(チラ裏レビュー) 桐島、部活やめるってよ/朝井リョウ (小説 2010年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:桐島、部活やめるってよ朝井リョウ (小説 2010年)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B00A773H60
評価:★4(★★★★☆)

映画版が素晴らしかったので、原作小説を読むことにした。私が読んだ文庫版(2012年)は単行本(2010年)の2年後に刊行されたもので、「東原かすみ〜14歳〜」というおまけの章が追加されているが本編は単行本と同様の全6章構成で、5人の登場人物にフォーカスする。

・(1)菊池宏樹(サッカー部、いつもサボっている)

・(2)小泉風助(バレー部、桐島の代わりにリベロのポジションでレギュラー)

・(3)沢島亜矢(ブラスバンド部、部長)

・(4)前田涼也(映画部、部長)

・(5)宮部実果(ソフトボール部、4番を目指す。両親がバツイチ子連れで再婚し、

・(6)菊池宏樹(第1章に続き最後の章でもう一度)

・(7)東原かすみ〜14歳〜(文庫版で追加された章。この章だけ3年前、中学生時代のエピソード。高校2年生の現在はバドミントン部)

各キャラとも、原作小説と映画版はほぼ同じで、宮部実果だけ設定が結構変わっていた。(実の父親と義理の姉が交通事故で亡くなっていて、母親がおかしくなってしまったという設定を知って驚いた。映画では実果の家庭の描写は無かったが、青春群像劇として描くにはこの子だけ背負っているものが大きすぎるということにもなりかねないので、あえて描かなかったのだろうと思う)

原作小説と映画版の両方を読んで(観て)、私は映画版の方が好きだった。小説の方が内面描写を直接的に読めるのでわかりやすい一面もあるが、この作品の場合、映画の出来が良すぎて内面までちゃんと伝わってくるし、やはり文章を読むより映像を見るほうが楽だから。