週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

【自分用メモ】メッシュWiFiについて調べてみた

メッシュWiFiについて調べたので、忘れないようにまとめておく。

まとめと結論だけ最初に書くと、

【まとめ】
・メッシュWiFiは、家の中でのHO(ハンドオーバー、アクセスポイントの乗り継ぎ)を上手いことやってくれる
・メッシュWiFiの標準規格を「EasyMesh」という
・しかし、標準規格「EasyMesh」はまだ普及途上で、各メーカーは独自企画でメッシュWiFiを使えるようにしているのが現状。
・メッシュWiFiを構成する2つのアクセスポイント間を有線化(イーサネットバックホール)することも可能

【結論】
急ぎではないが、標準規格「EasyMesh」が普及してきたら、良さげな機種を2台セットで購入して有線方式(イーサネットバックホール)で設置するのがよさそう。

■メッシュWiFiの基本

メッシュWiFiの基本は、以下の解説ページが参考になった。

NEC Aterm 無線ルーターのEasyMesh機能とは何か、対応機種と設定方法」
https://kuritaroh.com/2021/06/12/nec_easymesh/

・EasyMeshはWiFi Allianceの標準規格
・EasyMeshに対応する製品は、メーカーを問わず、同一のメッシュネットワークに接続できる(が、実際はメーカーが異なると相性問題が発生することがある)
・EasyMeshでは、ネットワークの管理を行う「コントローラ(対応のWi-Fi ルーターまたはアクセスポイント)」と「エージェント(Wi-Fi 中継機)」とを組み合わせる
・コントローラ(メッシュ親機)は、ルーターモードでもブリッジモードでもOK
・付近のWi-Fi機器の情報を端末に提供し、無線の再接続を効率化することで、高速ローミングを実現 (802.11k、802.11r、802.11v対応)
・有線(イーサネットバックホール)でもメッシュネットワークを構築可能
・Easy Meshを有線イーサネットバックホールで構成する場合、IEEE 1905.1プロトコルが疎通できるハブが必要になる。まれに疎通できないハブも存在するので注意。

■標準規格「EasyMesh」の普及状況

各メーカーのEasyMesh対応状況については、こういう調べ物は「価格.com」をいつもあてにしているのだが、機能有無による製品絞り込みで「メッシュWiFi」というあいまいな言葉しか選べずまともに調べられなかったので、以下の解説ページを参考にした。

Wi-Fi EasyMesh対応のルーター・中継機一覧(2023年3月)
https://24wireless.info/wi-fi-easymesh-devices

各社、標準規格のEasyMeshではなく、独自企画のメッシュ機能を実装していて、順次、新製品やファームウェアアップデートでEasyMeshに対応している流れがあるが、その進捗はあまり芳しくない。理由はわからない。

各社の対応状況をまとめると、
バッファロー:2021年12月までに全対象機種で対応が完了
NEC:2023年1月現在、Amazon限定で販売されている特殊な機種と業務用の機種のみで対応、通常の家庭用機種では対応していない
・Linksys:一部機種では標準規格に対応しているが、していない機種もある
・NETGEAR:一部機種では標準規格に対応しているが、していない機種もある
・TP-LINK:「既存WiFi6ルーター・中継機も(ファームウェアアップデートで)対応予定」

■アクセスポイント配置はどうするのがいい?

メッシュWiFiのアクセスポイント配置を考える際、データの中継経路を正しく理解する必要があるが、なぜかその説明をあいまいにしている解説ページが多い。
そんな中で、以下の解説ページは知りたいことを書いていてくれて非常に助かった。

「eoメッシュWi-Fi 設置場所の決定」
https://support.eonet.jp/setup/meshwifi/set_place.html

「メッシュWiFiアクセスポイント同士はお互いに十分な電波強度のところに置く必要がある」というのがポイントだ。

我が家の部屋配置の場合を考えてみる。

我が家はリビングゾーンと、廊下を隔てた寝室ゾーンに分かれていて、リビングゾーンに置いた1台目のアクセスポイント(=AP1)の電波が寝室まで届かない。
この場合、メッシュWiFiの2台目のアクセスポイント(=AP2)は廊下のあたりに置く必要がある(「廊下に設置」パターン)。AP2の電波は寝室まで届くが、少し電波強度が弱まってしまうのが残念。しかし、それがメッシュWiFiの限界。

次のように、寝室に2台目のアクセスポイントを設置した場合、家の全域で電波強度はバッチリとなるが、バックホールデータを無線でAP1からAP2に伝達することはできないため、有線でバックホールデータを接続する必要がある(「寝室に設置」パターン)。

■まとめ

我が家はまだメッシュWiFiを導入していないのだが、実は上図の「寝室に設置」パターンの状態になっていて、リビングー寝室間のHO(ハンドオーバー)も出来ている。
どうやったかというと、寝室のAP2のSSIDとパスワードをAP1のそれと合わせただけ。メッシュWiFiを導入したら、AP1とAP2の境目あたりでのHOがもっと上手く機能するのかもしれないが、現状でも全然不満を感じていないのでメッシュWiFiの標準規格であるEasyMeshが普及して価格も下がったら導入しようと思う。