週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

Googleフォトで共有された写真には「顔タグ」は付けられない

私はGoogleフォトを愛用している。2021年6月にGoogleフォトが「有料化」して以降も使っているのは、「家族や知人への共有」と「検索」の用途で使い勝手が良いためだ。

その「検索」に関して、Googleフォトでは写真ライブラリの中から特定の人物を見つけ出す機能(「顔検索」と呼ぶことにする)がある。先日Googleフォトを使っていたところ、他の人から共有された写真は「顔検索」の検索対象にならない(自分でアップロードした写真は対象外)ことに気づいた。

顔検索を使うには、自分の写真ライブラリに登場する人物に「お父さん」「お母さん」「田中さん」などと「顔タグ」をつける必要があるのだが、他人から共有された写真ではこの「顔タグ」編集画面が出てこないのだ。

↓自分でアップロードした写真

↓他人から共有された写真(同じ写真をサブアカで確認したもの)

この仕様は非常に困る。ユーザーとしては当然、自分が閲覧可能な全ての写真が顔検索の対象になっていると思っていたのに、そうなっていないかったとは…。技術的には特にそういう制約があるとは思えないだけに非常に勿体無い気がするが、Googleに問い合わせても改善してもらえる筈もなく、良くて「これがサービス仕様です」と原因が判明するだけだろう。運が悪ければ明確にサービス仕様が原因と教えてもらえない可能性すらある。

アプリやサービスの”検索”という奴はたいてい仕様がブラックボックスであいまいな動作をする。メールやメモを検索するときも、実際に存在するキーワードを入れているにも関わらず、「検索結果:0件」となることはザラだ。本当にイライラする。

SaaS(Software as a Service)という言葉がある。「ユーザーはアプリ(ソフトウェア)が欲しいのではない、”やりたいこと”を叶えてくれるサービスを求めているのだ」という理念は素晴らしいのだけど、実際はアプリの仕様があいまいでブラックボックスであることの言い訳として使われる弊害の方が多いと感じる。実際、最近のアプリはそのあいまいさを利用して課金へと誘導するのが王道のやり口になっているからタチが悪い。

フリーミアム」ビジネスモデルの限界を感じるし、見ようによっては「フリーミアム」が進化して、「フリーミアム+サブスク」というビジネスモデルが完成してしまっているようにも思える。

これは根拠のない私の勘にすぎないが、Googleフォトのサービスはこれから改悪されることはあっても改善される可能性は低いだろう。Googleフォトのサービスが大きく改悪されれば、別の写真管理サービスがシェアを伸ばすだろうが、結局そのサービスもいつかは改悪され…ということが繰り返されるにすぎない。

納得いくクオリティのサービスであれば対価を支払う用意はあるのだけど、実際のサービスって6割程度の人が満足する程度のクオリティで作られるから、私のようなちょっと細かいことまで見えてしまうユーザーにとっては絶妙にイライラするラインを延々と突かれる感じになる笑。

この無限地獄(とうほどでもないが)から抜け出すにはどうするか?究極的には自分でアプリを作るしかないのだが、その前に「Synology NAS」の「Synology Photos」アプリを試してみようと思っている。「Synology NAS」は3万円程度から購入できる安価な家庭用NASで、私は5年ほど前から使用して自宅で使用している。AppleApp Storeほどではないが、公式のアプリ配布プラットフォームが整備されていて、「Synology Photos」はSynology社が公式に配布している写真管理アプリだ。今までGoogleフォトで満足していたので「Synology Photos」は使っていなかったのだけど、元々全ての写真と動画をNASに保存していることもあるし、そろそろGoogleフォトの代替として試してみようかと思う。