週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

(チラ裏レビュー)「月曜日のたわわ(第1巻〜第2巻)」 (漫画 2021年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:「月曜日のたわわ(第1巻〜第2巻)」 (漫画 2021年)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B09CPZ5SZH
評価:★3(★★★☆☆)

Kindleセールでタダ同然で第2巻まで入手できたので読んでみた。

Amazon商品ページ公式のあらすじ
>月曜日の憂鬱を吹き飛ばす、たわわワールド。Twitter、同人誌でセンセーションを巻き起こした比村奇石の傑作、新たなエピソードとともに初商業漫画化!!

表紙の絵で明らかだが、本作で「たわわ」とは巨乳のこと。巨乳の可愛い女の子が、主人公(?)の男たちに都合よく懐いてくるという癒し系漫画だ。主人公(?)の男たちの顔は描かれず、読者はFPS視点でこの都合の良いシチュエーションに入り込んで楽しむ、という仕掛けになっている(たぶん)。

私はこの手の作品がやや苦手だ。漫画に可愛い女の子が出てくることは歓迎なのだが、あくまでリアリティのあるストーリーの中で女の子の可愛さを見せてくれないと白けるし、読んでて恥ずかしくなってしまって漫画の世界に入り込めない。しかもこの漫画、女子高生が通勤電車のサラリーマンや先生に懐いたりするのでかなり設定に無理がある。もちろんそれくらいの年齢差があってもいい関係になることが無い訳じゃないが、そこにはそれなりの理由があるはず。そういうプロセスを抜きに全てが都合よく進んでいくストーリーは、女性に「気持ち悪い」と言われても仕方がないと思う。実際、2022年4月に日本経済新聞朝刊に本作の全面広告が掲載された際は、「メディアと“見たくない表現に触れない権利”の関係が論争」となりちょっとした炎上騒ぎになった(笑)。昔「BOYS BE…」という漫画が週刊少年マガジンに連載されていたが、あれはほとんどが同年代の男女の恋愛だったのである程度都合の良い展開でも違和感が少なかった。

私は本作を2巻の途中まで読んだところで「もういいや…」となってしまった。

そもそも、私は若い頃は(「BOYS BE…」みたいな)この手の漫画を雑誌で1話単位で読んだりすることがあったが、最近は雑誌も読まないしアラフォーになのでこういう恋愛ファンタジーみたいなのは要らない。

そんな私でも面白いと思った類似ジャンルの作品が以下の2つ。
・「明日ちゃんのセーラー服」(漫画 2016年〜)(アニメ 2022年)
・「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」(漫画 2019年〜)(アニメ 2023年)

「明日ちゃんのセーラー服」には恋人役の男は登場せず、田舎の純真な女子高生の学園生活に透明なカメラが密着している形式の作品だ。読者はそのカメラを通して女子高生の青春を覗き見る形になる。この漫画は作者の思い入れが凄くて「俺の考える最高の女子高生ファンタジー」に圧倒される笑。私は漫画の第1巻を試し読みしてその凄さに圧倒されて単行本の続きを購入して読んだ。すぐにお腹いっぱいになって第4巻までしか読めなかったがとにかく凄かった笑。2022年に製作されたアニメも原作に忠実で凄かったがどちらかというと原作漫画の方がおすすめ。

「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」(通称:100カノ)はついこの前まで放送していた2023年の秋アニメ。このアニメは「ラブひな」に代表されるハーレムアニメの進化版だ。「ラブひな」を読んでいて恥ずかしいのは”ラッキースケベ”とか”主人公の男に対する恋愛感情”にいちいちわざとらしい理由がついているところなのだが、この「100カノ」は「神様のいたずらで〜」という冒頭の設定で言い訳が完了。純粋なギャグとして楽しめるようにしてあるのがすごい(でも、書いていて気づいたが「うる星やつら」もこの方式だな?)。私は漫画版は読んだことがないが、アニメ版はテンポが良くて非常に面白かった(それも5話くらいでお腹いっぱいになってしまったが)。