週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

(チラ裏レビュー)「カメラを止めるな!」 (映画 2018年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:「カメラを止めるな!」 (映画 2018年)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B07JQB4Z3P
評価:★4(★★★★☆)

(Wikipediaより)「予算300万円のインディーズ映画ながら、SNSの口コミ効果で全国公開へと拡大し、国内及び海外の映画賞を数々受賞。2018年の邦画興行収入ランキング7位(31.2億円)というヒット」となった作品。

私は2018年末にビデオ配信で一度鑑賞していたが、最近(2024年2月)Amazonプライムビデオで無料配信されているのを見つけて再度鑑賞してみた。内容は半分くらい忘れていたのでちょうど良かった笑。

(以下ネタバレあり)

上映時間は約90分で、映画の前半37分間は作中劇であるB級ホラーテイストのゾンビドラマ「One Cut of The Dead」を上映し、後半の約60分間は一転して、そのドラマ制作に携わる人々をコメディタッチで描く疑似メイキングフィルムという構成になっている。予告編や公式サイトなどに掲載されているあらすじは前半部分のみで、観客は実際に作品を観てから後半部分の内容を知るという仕掛けになっている。

「なんかひどいモン見せられてるな〜」とイライラし始めたあたりで「One Cut of The Dead」のスタッフロールが流れて種明かしが始まるのが上手い。

映画の構造的には作中劇とその種明かしという二重構造で、映画公開時のキャッチフレーズも「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」だが、ワンカットの撮影が計画通りに成功するわけもなく、実際の製作では想定外のトラブルも発生したらしいことが最後のスタッフロールで分かった。大まかなシナリオを元にワンカットの撮影をして、そこで発生した想定外の事象も織り込んだストーリーとしたことが伺われて面白かった。スタッフロールも含めると三重構造と言えるかもしれない。

あと、この映画で痛感したことがある。それは、映画の鑑賞中に生じた様々な違和感を私は「これは映画だから」と無意識に無視しているということ。この映画の作中劇は「変な場面」がてんこ盛りのそれはそれはひどいB級映画で、その種明かしが後半で次々になされることで観客は「なるほど、そうだったのか」と笑える訳だが、すっかり「B級映画鑑賞モード」になった私は多くの違和感を無視して見過ごしていた笑。意外と鑑賞時に注意を要する映画だと思うので、「ながら見」ではなくてしっかり集中できる環境を作って鑑賞することをお勧めする。