子供の中学受験の追い込みの時期に風邪を引くリスクを減らすため部屋の湿度管理をしようと思い立ったのだが、うちには物理的な「湿度計」が無い。
「湿度計がないなら、アレクサに聞けばいいじゃない?」
というわけでアレクサに聞いてみた。
私「アレクサ、湿度は?」
アレクサ「現在の湿度は、33%です」
なるほどアレクサは湿度計を内蔵していて室内の湿度を教えてくれるのだな、と納得してしばらくはアレクサに湿度を尋ねて湿度が低い時に加湿器のスイッチを入れるという生活を送っていたのだが、ある時気付いた。アレクサが教えてくれるのは部屋の湿度ではなく、その地域の屋外の湿度の実測値(いわゆるアメダス的なやつ)であると笑。
アレクサは湿度計を搭載していないのか?または「聞き方」が悪かったのか?また、我が家で稼働中のスマートホーム関連のデバイス(Nature RemoとSwitchBot Hub)は温度計や湿度計を内蔵しているのか?そしてその値はどうやったら得られるのか?知りたくなったので調べてみた。
調べた範囲は我が家で稼働中の以下3つのスマートホーム関連デバイス。
・Amazon Echo Show 5と8 (2019年発売 第一世代)
・Nature Remo mini (2018年発売)
・SwitchBot Hub Mini (2020年発売)
■Amazon Echo Show 5と8 (2019年発売 第一世代)
Echo Show シリーズは温度計も湿度計も搭載していない。
・温度×湿度×
■Nature Remo mini (2018年発売)
Nature Remoシリーズは「mini」と通常版の2ラインあり、我が家で稼働しているのは「mini」の方なので湿度計を搭載していない。
・Nature Remo mini (2018年発売):温度○湿度×
・Nature Remo mini 2 (2020年発売):温度○湿度×
・Nature Remo 2 (2018年発売):温度○湿度○
・Nature Remo 3 (2020年発売):温度○湿度○
通常盤の「Nature Remo 2」または「Nature Remo 3」なら湿度計機能が付いているが、なんとアレクサ経由で湿度を音声で教えてもらうコマンドはないようだ。不便すぎる。
>Q.部屋の湿度をスマートスピーカーから知る方法はあるの?
>A.Google Homeではできますが、Amazon Echoではできません。
(https://nature.global/blog/1201/#title3)
なお、アレクサ経由で室温を教えてもらうコマンドは以下の通り。
>「アレクサ、○○(エアコンの名前)の温度を教えて」
(https://nature.global/blog/1201/#title3)
これも変なコマンドだ…。実際に試してみたら確かにできたが、覚えにくいしあんまり使うことはないかもしれない。
■SwitchBot Hub Mini (2020年発売)
SwitchBot(スイッチボット)シリーズのハブは「Hub Mini」と通常版の2ラインあり、我が家で稼働しているのは「mini」の方なので温度計も湿度計も搭載していない。SwitchBotシリーズは単体の「温湿度計」「温湿度計プラス」もリリースしており、これらは当然温度計と湿度計の両方を搭載している。
・SwitchBot Hub Mini (2020年発売):温度×湿度×
・SwitchBot Hub 2 (2023年発売):温度○湿度○
・SwitchBot 温湿度計 (2020年発売):温度○湿度○
・SwitchBot 温湿度計プラス (2022年発売):温度○湿度○
SwitchBotではアレクサ経由で温度と湿度どちらも教えてもらうことが可能。
>【温度】「アレクサ、○○(デバイス名)の温度は?」
>【湿度】「アレクサ、スイッチボットを使って○○(デバイス名)の湿度を教えて?」
【(※)温湿度計の場合は以下の注意点がある模様】
>(*1)アレクサ側の原因で、デバイス名の中に"温湿度計" というキーワードがないと、音声コマンドが正しく認識されません。いい例:書斎温湿度計/オフィス温湿度計
>(*2)SwitchBotアカウントに複数の温湿度計/温湿度計プラスがある場合、アレクサに湿度を尋ねた際、最初にペアリングされた温湿度計のデータで応答してしまいます。弊社はこの問題についてアレクサ側と交渉中であり、改善までお時間をいただいております。ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
(https://support.switch-bot.com/hc/ja/articles/13334275237911-Alexa及びGoogle-AssistantにてHub-2温湿度を確認する音声コマンド例(https://support.switch-bot.com/hc/ja/articles/13334275237911-Alexa%E5%8F%8A%E3%81%B3Google-Assistant%E3%81%AB%E3%81%A6Hub-2%E6%B8%A9%E6%B9%BF%E5%BA%A6%E3%82%92%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E3%81%99%E3%82%8B%E9%9F%B3%E5%A3%B0%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89%E4%BE%8B))
(https://support.switch-bot.com/hc/ja/articles/10477494777495-Alexa及びGoogle-Assistantにて温湿度計-温湿度計プラスの温湿度を確認する音声コマンド例(https://support.switch-bot.com/hc/ja/articles/10477494777495-Alexa%E5%8F%8A%E3%81%B3Google-Assistant%E3%81%AB%E3%81%A6%E6%B8%A9%E6%B9%BF%E5%BA%A6%E8%A8%88-%E6%B8%A9%E6%B9%BF%E5%BA%A6%E8%A8%88%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%B8%A9%E6%B9%BF%E5%BA%A6%E3%82%92%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E3%81%99%E3%82%8B%E9%9F%B3%E5%A3%B0%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89%E4%BE%8B))
後日「SwitchBot 温湿度計プラス (2022年発売)」を購入したけど、大きく見やすい液晶画面で直接湿度の値を読み取れるので、アレクサ経由で長いコマンドを詠唱して湿度を確認することは結局していない。
あと、今回いろいろ調べていて思ったことは、「Nature Remo」シリーズに比べて「SwitchBot」シリーズの方がだいぶ製品の完成度が高くなってきているような気がするということ(あまりちゃんと調べてないが)。我が家では最初に「Nature Remo」を導入して、そのあとお風呂の物理スイッチを押すために「SwitchBot」を追加導入したので両者が共存しているのだが、もう「SwitchBot」に一本化してしまおうか、などと思った。