※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。
作品名:「君たちはどう生きるか」 (映画 2023年製作)
https://www.ghibli.jp/works/kimitachi/
評価:★3(★★★☆☆)
2023年7月、公開直後に劇場で鑑賞。
公開後1週間の段階で既にYouTubeに多数の解説動画が上がり、「名作」「駄作」「面白かった」「つまらなかった」の議論も(界隈では)盛り上がっていた。
誰かが言った。「『面白い』『つまらない』の2択で『面白い』と言えないものは、要するに『つまらない』のだ」と。
本当にその通りだ。見た人の感性に合う・合わない、映画の意味が分かる・分からない、いろいろ理由はあるが、結局自分にとって面白かったのかつまらなかったのか。
私にとってはこの映画はつまらなかった。
映画の序盤は「風立ちぬ」に似ていたので、「風立ちぬ」が好きな私は期待したのだが、終盤は私が最も嫌いな「ハウルの動く城」みたいな目的不明の冒険が続く感じの映画だった。
終盤は何が何のメタファーなのか、いろんな見方ができるだろうが、「本を読みすぎて頭がおかしくなってしまった」大叔父がパヤオで、パヤオが異空間で美しく理想の世界を創造していて、眞人に「俺の後を継いでくれ」と言うが眞人はそれを断り、汚れた現実世界に帰って行く、そんな話。
話がパヤオの個人的な事柄すぎて、どこに感動していいか分からず、ただ無意味な映像の連続を見せられる、悪夢に似た映画だった。