週休3日サラリーマンのブログ

空気を読まないサラリーマンをやってます。1980生まれ男です。既婚。2011年生まれ息子、2013年生まれ娘あり。

(チラ裏レビュー)「ルックバック」 (漫画 2021年)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。

作品名:「ルックバック」 (漫画 2021年)
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B09BDZ5RSJ
評価:★5(★★★★★)

【概要 (Wikipediaより)】
『ルックバック』は、藤本タツキによる日本の漫画作品。『少年ジャンプ+』(集英社)にて2021年7月19日に公開された、全143ページからなる長編読み切り。小学4年生の藤野と、同校に在籍する不登校の京本の、漫画を描く女子2人の人生が描かれている。
2021年7月19日から『少年ジャンプ+』で配信。配信開始から30分でTwitter上のトレンド2位に上った。同日の午前10時過ぎにはトレンド1位となり、関連するワードもトレンドを独占した。閲覧数は一晩で120万を超え、24時間で250万を突破し、2日弱で400万に到達した。7月30日には既に閲覧数500万を超えている。同年9月3日に単行本化された。
2024年2月14日には、同年6月28日に劇場版アニメーションを公開予定であることが告知された。

上記で引用した概要の通り、2021年にWebでめちゃくちゃバズった作品。私も当時Twitterで回ってきて読んだのだが、先日ブックオフで単行本が安価で売られているのを見つけて購入して久しぶり再読した。

私が好きなシーンは、京本の画力に気圧されて漫画を描くのをやめてしまった藤野が京本を訪ねると「わわわたわたし私っ藤野先生のファンです!」などなど(笑)言われて一気にまたその気になって雨の中踊りながら家に帰って猛烈な勢いでまた漫画を描き始めるところ!ここは読むたびに泣いてしまう。

終わり方もいい。結局悲しい現実は変わらないけど、また前へと歩み始める。切ないけど感動する!

本作はWeb公開時に大バズりしたため、無限にWeb上にあるいろんな人の感想を読むのも楽しい。本作は藤子不二雄の「まんが道」のように漫画家自体を題材にしたためか、プロの漫画家の感想も多くツイートされ、同じ作品についていろんな漫画家の意見を見ることができるのは特に貴重だ。

Web上に多いのは「藤本タツキは天才すぎる!」という感想。みんな藤井聡太大谷翔平みたいに、圧倒的な実力を持った人を見つけて「天才だ!」ってお祭り騒ぎするのが本当に好きだね。私もその気持ちはわかるのだが、「天才だ!」「天才だ!」の大合唱なのでさすがにうんざりしてきた。「藤本タツキは天才か?」ではなくてもっと「おれ・私はここに感動した!」と自分自身の感想を語って欲しいと思った。

そもそも、この作品がこんなにみんなの心を動かすのも、藤野と京本がお互いに別の種類の才能を相手に認めているのがエモいからだ。

日本の漫画・アニメ業界が世界から抜きん出ているのもその多様性が抜きん出ているから。ポリコレの嵐が吹き荒れる昨今だが、日本の漫画・アニメ業界だけは「なんでもござれ」の多様性を保ち続けて欲しい!